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ふたりの願いだったら

[367]  ゆう  2008-12-14投稿
願いって叶ったことありますか?

私はないな、きっとない。

だって本当に叶えたかった願いですら

叶わなかったから―――\r



―――1年前。中学2年生。

『倉内−倉内優』

『はい』

今日は終業式。明日から夏休み。
うれしいけど淋しい。
だってみんなと会えなくなるから。

通知表を受け取った私は
さっそく中身確認。
まぁ言われなくてもわかるだろう。
俗に言うヤバイってヤツだよ…

『優、どーだった?』

『いつもどーり』

『私もー』

このこは私の親友♪尾崎里奈。
超仲良し。

学校が終わって里奈と一緒に家に帰った。

『優バイバイ』

『じゃーね』

家に帰るとお母さんがいた。
私にはお父さんがいない。

『優おかえり』

『ただいま』

『そういえば優、夏休みは岐阜の
おばあさんの家で過ごしてくれないかな』

『わかった−』

毎年のことだ。お母さんは仕事で忙しい
ため家に帰ってこない。

だけど向こうは東京より暑いので
大変だ。

明日出発するために準備をして早く寝た。

―――翌日。朝6時。

眠い。

お母さんが駅まで送ってくれた。

『おばあさんに迷惑かけないでね』

『はいはい、いってきます』

私は新幹線にのった。

東京がどんどん遠ざかっていく。

里奈…

毎年のことだけど里奈と遊べないのが
淋しい。

新幹線に乗って、電車に乗って、タクシー
乗ってやっと着いたおばあさんの家。

山のふもとの家。
ガラガラと戸を開けるとちょうど
おばあさんがでてきた。

『あら、優ちゃん早いわね』

『ばあちゃん、久しぶり』

『そういえば、ちょうどお客さんが
きてるの』

『えっ誰?』

『祐介、優がきたよ』

ドタドタと足音がきこえてきた。

『はじめまして、蔵本祐介です』

『は、はじめまして倉内優です』

『優ちゃんと同い年だよ、お互い
なかよくね』

祐介君も東京から来たみたい。

背が高くて、短髪だ。
元気がいいなぁ。
優しそうだし…
仲良くしたいな。

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