贈りもの-5-<決心>
その日を境に、藤子と幹弘はホーム越しに会釈をするようになった。
幹弘は会社の少し古びた給湯室でインスタントコーヒーを煎れ、デスクの固い椅子に腰をおとす。
(…もどかしいな)
幹弘は藤子にもっと近づきたかった。
頭の中はそれしかない。今までホームでは見ることのできなかった藤子の笑顔、聞くことのできなかった声をきいてしまった。
今、幹弘の心は藤子で占められている。
(顔見知りになってから2週間、気づけば会釈する程度なだけだ)
(これじゃあ、本当にただの顔見知りじゃないか)
(近づきたい!)
【近づきたい】
幹弘はその一心で行動に出る。
幹弘は会社の少し古びた給湯室でインスタントコーヒーを煎れ、デスクの固い椅子に腰をおとす。
(…もどかしいな)
幹弘は藤子にもっと近づきたかった。
頭の中はそれしかない。今までホームでは見ることのできなかった藤子の笑顔、聞くことのできなかった声をきいてしまった。
今、幹弘の心は藤子で占められている。
(顔見知りになってから2週間、気づけば会釈する程度なだけだ)
(これじゃあ、本当にただの顔見知りじゃないか)
(近づきたい!)
【近づきたい】
幹弘はその一心で行動に出る。
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