air?
俺は冗談だと思っていたが少女が冗談を言うような子ではないと思った。 「じゃあ…本当に、フィーは地上の人間…」 俺は興奮していた。 「うん…ここには『空』がないの?」 フィーは不思議そうな顔をしている。 「ここは地下だから『空』も『太陽』もないよ」 フィーはそれを聞くとゆっくり立ち上がり窓の前に立ち外を眺めた。 「フィーは何で地下に…?」 俺はさっきから疑問に思っていたことを聞いてみた。 フィーは「…分からない」とだけ言ってまた窓の外を眺めた。 何度か質問をしたがフィーからはほとんど「分からない」という答えしか返ってこない。質問してもまた疑問が残るばかりだった。俺は明日バックランドのじいさんのところにフィーを連れて行くことにした。 「…あなたの名前は?」 フィーが突然質問してきた。俺は自分の名前を言うのを忘れていた。 「あ、あぁ…名前ね。俺はレックス。」 俺は少し慌てて答えた。 「それと今日はもう遅いからここに泊まっていってよ。」 そう言うとフィーはうなずいた。 次の日俺は眠い目をこすりながら起きるとフィーはもう起きていた。 「早いな…おはよう。」 フィーは「おはよう」と返してくれた。フィーはまた外を眺めていた。 「今日、フィーが良かったら俺の知り合いの家までいっしょに来てくれる?」 俺がそう言うとフィーはうなずいた。 コンコン、突然ドアをたたく音が聞こえた。 「レックス!起きてるかぁ?」 ハウィーの声だ。俺は急いでフィーの腕をつかんでとなりの部屋に隠そうとした。 だが少し遅かった。ハウィーは勝手にドアを開けて入ってきた。 しかしハウィーは俺達を見て「あ…なんか悪いな…また後で来るわ。」と言って家を出ようとした。 ハウィーは勘違いしているようだった。 「ハウィー!ちょっと待てよ!」 俺はハウィーを呼びとめた。 「お前この前彼女いないとか言ってたじゃん!」 ハウィーはニヤニヤしながら言った。 「彼女!?そんなんじゃねぇよ!」 俺は焦ったが昨日のことを説明するとハウィーは納得したようだった。 ハウィーを部屋に入れた。
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