携帯小説!(PC版)

過去

[523]  はこもの  2006-06-25投稿
夕日は今にも沈もうとしていた。世界が真っ赤に染まる。

僕は一人、誰もいないレストランで珈琲を飲んでいた。窓からは海が見える。昔、彼女と別れた海だ。なんで別れたんだっけ?

海の横にはちょっとした崖があった。その上には刑務所が建っていた。断崖の上の刑務所。僕は一時期そこにいた。

さて、と僕は思う。そろそろ行こう。

車を走らせて公園ヘ行った。あたりはもう真っ暗だった。

ある日の早朝、僕はここで、ある男と日本を出ることを決意した。その時、僕らはジャズをやっていた。だが翌日、男は消えた。それ以来、僕はピアノを弾くのをやめた。

僕は家に帰った。新しいワインを開け、そのまま飲んだ。

全部、過ぎ去ってしまった過去なんだ、と思う。

TVをつけると、古い西部劇がやっていた。

感想

  • 2029: はこものさんのファンです。はこものさんの作品の雰囲気が個人的に好きです。頑張って下さい(^_^) [2011-01-16]
  • 2291: 私ははこものさん初めて読みましたが好きです。情景描写がしっかりしていて慣れてるなーと思いました。 [2011-01-16]
  • 2311: 私ははこものさん初めて読みましたが好きです。情景描写がしっかりしていて慣れてるなーと思いました。 [2011-01-16]
  • 3583: ありがとうございます。また書き始めたので、よかったら読んでやってください。:はこもの [2011-01-16]

「 はこもの 」の携帯小説

ノンジャンルの新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス