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ふたりの願いだったら

[349]  ゆう  2008-12-17投稿
私は畳の上でゴロゴロしていた。

『優ちゃん、麦茶いる?』

『うん』

おばあちゃんが氷のたくさん入っている
麦茶をもってきた。

『ありがとう』

私はそれをいっきに飲み干した。

『ばあちゃん、俺ちょっと
ノート買ってくる』

『はいよ、いってらっしゃい』

『あー祐介君、私も一緒にいっていい?』

『あ、うんいいよ』

『ふたりとも、気をつけてね』

私と祐介君は街にある文具屋を目指した。

『こっから、どんくらいあるの?』

『3?くらい』

『えーっ、そんなに歩くの?』

『いや、暑いから自転車でいくよ』

そういって祐介君は青い自転車を
だしてきた。

『後ろ乗ってね』

『う、うん』

ドキドキするなぁ、自転車の二人乗り。
自転車が走りだすと心地良い風が
あたる。
祐介君の匂いがする。
まだドキドキしてる。
なんかいつもの自分じゃないみたい。

『優…ちゃん、暑い』

気付いたら私は祐介君にくっついてた。
恥ずかしい。

『ごごご、ごめんね!祐介君』

『ああ、優ちゃん、祐介でいいよ』

『わかった、祐介』

『俺は…優ってよんでもいい?』

『うん、いいよ』

―――いつの間にか文具屋に着いていた。
中にはいると冷房がきいていて涼しい。

買い物をすまして外にでるとよけい暑い。

『あっちいな!』

『うん、暑いよ-』

『…アイスでも食うか』

祐介はアイス屋を見て目を輝かしている。
それを見て私は胸がキュンとした。

『うん!』

『あ…金がたりねぇ、
ひとつしかかえねぇし』

『残念だね…』

『ふたりでわけるか…』

『えっ』

いつの間にか祐介はアイスを買っていた。

『どうする?そのまんま食う?』

『それは間接キス…』

『ん?』

『なんでもない、それでいいんじゃない』

祐介もようやく理解できたらしく、
顔がみるみる赤く染まっていく。

『ど、どうする優』

『もう、祐介だからいいよ、キスなんて』

『えっ、じゃあ優からな』

お互い顔を真っ赤にしてアイスをたべた。
私のファーストキスは祐介?

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