携帯小説!(PC版)

トップページ >> 日記 >> 受付嬢観察日記

受付嬢観察日記

[681]  内田俊章  2008-12-17投稿
12月15日(月)晴れ
昨日の日曜日は、昼まで寝て、たまっていた寝不足が解消され、スッキリ元気な月曜日を向かえた。
今日は、丸中建設を訪問した。受付等は無く、入口を入ると直ぐに事務所だった。私が「失礼します」と中へ入ると、3人の女性事務員の視線が私へ向けられた。ところが誰一人「いらっしゃいませ」と声を出す人もなく、誰かが応対するだろう、と言った雰囲気で、それぞれが机に目を落とした。
完全に無視されてしまった。
「あのう、すいませんが」と私が声をかけると3人の事務員は、顔を見合せながら、少し年輩の女性が若い女性に向かって「アンタが応対しなさい」と目で合図をした様に見えた。するとその女性は、渋々と言った感じで私の前へやってきた。(なんだこの会社は。本当に疲れる)
私は何時の如く、名刺を差し出し、名前を名乗り、社長との面会を求めた。
するとその女性は「社長は今電話中ですので、少しお待ち下さい」と言い、空いてる社員の椅子を勧めたので、私は座って待つ事にした。
良く見ると、事務所の奥の方に「社長室」と書かれた部屋が有り、微かに話し声が聞こえた。
(でもな)と私は思った。電話中とは言え、「こう言う人が来ています」と言って、名刺を社長に届けないのかなあ?
すると間も無く社長室の扉が開き、社長らしき人が現れた。私は立ち上がり軽く会釈をすると、社長も私の存在に気が付いたらしく、会釈を返してくれた。すると社長は、年輩の事務員と一言二言、言葉を交わすと、社長室の横にある、別の出入り口から出て行ってしまった。(あれえ!どう言う事?直ぐに戻るのかな?)
ところが5分程経っても社長は戻って来ない。(何か、イヤな予感)私はもう10分位待っている。アポ無しで訪問してるのだから「待て」と言うなら幾らでも待つ。でも社長は確かに外出して、戻る気配が無い。そして私の用件は社長に伝わっていない。(これは絶対に可笑しい)
私は意を決して口を開いた。「あのう、社長は外出されたののではないでしょうか?」すると年輩の事務員は「出張に出掛けました」と素っ気なく答えた。「あのう、私は、『お待ち下さい』と言うから待っていたのに、私の用件も社長に伝わらないまま出張とは、どう言う事ですか?」私は少しきつい口調で言った。するとその年輩の女性は「どちら様ですか?」と聞いた。
もう私も限界であった。「もう結構です!」私は外へ出た。

感想

感想はありません。

「 内田俊章 」の携帯小説

日記の新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス