携帯小説!(PC版)

トップページ >> 恋愛 >> 奈央と出会えたから。<298>

奈央と出会えたから。<298>

[556]  麻呂  2008-12-18投稿

『もちろん、成沢も来いよ。

どうせなら2人まとめて京谷に、た〜っぷり可愛がってもらわないとねぇ。

お2人さんっっ♪』


成沢さんは、青山さんの青ざめた表情を見て不安になったのか、



ガタガタ小刻みに震えていた。



青山さんも、



成沢さんも、



さっきまでの威勢の良さは一体どこへ行ったんだろう。



きっと、



このヒト達も、



本当は弱い人間なのかもしれないと思った。



そして、



こんなにも、この2人を怖がらせる人――



京谷さんて一体、どんな人なんだろう――



『奈央ちゃんと秋田谷さんは、もう教室に戻りなよ。

後は、あたしと聖人にまかせて。

ねっっ?!』



こっそりあたしの耳元で囁いた、ミズホさんのお気遣いの言葉が嬉しかった。



それから、



ミズホさんと青山さん、成沢さんの3人は、



足早に、この場所から出て行ったんだ。




し〜〜〜〜んっっ‥‥‥‥



3人が出て行くと、


辺りは一気に静寂に包まれた。



『ユ‥‥ユカァ?!』



あたしからの第一声。



『何?!』



答えるユカも、緊張から解放されて、ホッとした様子。



『‥‥い‥行っちゃったね?!みんな。』



『うん。』



『ねぇ‥ユカ、どうする?!』



もしかして、



お互いに考えてるコト一緒?!



コワイモノミタサ。


『‥‥あたし達も‥‥‥行っちゃう?!奈央。』



お互いに顔を見合わせた。



『そうしよっか?!』



あたし達は、聖人と京谷さんの待つ正門前まで行ってみるコトにしたんだ。



そうと決まれば、急がなくっちゃね!!

感想

感想はありません。

「 麻呂 」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス