air?
俺はフィーにハウィーを紹介した。 「こいつは友達のハウィー、ちょっとうるさい奴だけど」 ハウィーはフィーをジロジロと見ている。ハウィーもまだ半信半疑のようだ。 「フィー…だったっけ?よろしく!」 ハウィーが元気よく言うとフィーも「よろしく」と返した。 「ハウィー、今から俺達バックランドのじいさんのとこに行くんだけどどうする?」 ハウィーはまだフィーを見ている。 「ん?あぁ〜じゃあ俺も行く。それよりフィーすげぇ可愛いな、地上の女の子ってみんな可愛いのかな?」 俺はその言葉を無視してフィーと家を出た。 「おい!待てよ!」 ハウィーはすぐに追いかけてきた。 外はまだ朝が早いからか人がほとんどいなかった。 バックランドのじいさんの家につくとドアをたたいた。 「じいさん俺だけど。入っていい?」と言うと中からかすれた声で「おぉ…入れ入れ。」と嬉しそう声が聞こえた。 俺達が部屋に入るとじいさんはイスに座って待っていた。 「今日は女の子もいっしょか…初めて見る顔じゃのぉ…」 じいさんが珍しそうにフィーを見た。 俺は昨日のこととフィーのことを説明した。 「地上の人間に会うのは何年ぶりかのぉ…じゃが…なぜ…地下に…」 じいさんは目をつぶり考えだした。 俺はそのときふと昨日の男のことを思い出した。 「そういえば、昨日変な男にあった。たぶんフィーのことを探してた…」 「それ早く言えよ!どんなやつだったんだそいつ?」 ハウィーが聞いてきた。 「暗かったからよく覚えてないけど…背が高くて…あと剣を持ってた。鳥の紋章の入った剣。」 俺はそれぐらいしか覚えていなかった。 「フィー誰か分かる?」 ハウィーはフィーに聞いた。だがフィーもそれが誰だか分からなかった。 「鳥の紋章か…」 じいさんが口を開いた。 「じいさん何か知ってるのか?」 俺はじいさんに聞いた。 「たぶんそれは、王族の紋章…地上の帝国のなぁ…」 じいさんがゆっくりとした口調でしゃべった。 「地上の…!?しかも王族…」 俺は地上の話を聞いているときのように興奮していた。 だがそれ以上は何も分からなかった。俺達は家に帰ることにした。
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