ピンク色【アカネ】3
動物園水族館遊園地ディズニーランド・・・中学生みたい。でも楽しかった。
そぅ、楽しかったよ。
1年前の今日、付き合っとく?って言われた時。何気無いヨウの言葉に合わせて何気無く返事したけど、顔が赤かったのは暑さのせいじゃなかったんだよ。
初めて一つになった時。こぼれた涙は痛みのせいじゃなかったんだよ。
ヨウ知らなかったでしょ。私、ちゃんとヨウが好きだったんだよ。本気で心から恋してたんだよ。
「ヨウ・・。」
「頭は冷めたか?」
突然の声にびっくりして顔をあげた。
ヨウだ・・・。
慌てて涙目をこすりながら言う。
「バイトは?」
「休んだ。」
「なんで?」
「お前のせいだろ。」
「なんでここがわかったの?」
「なんとなく。」
ヨウが隣に座った。目が合わせられない―。
「で?なんで別れたいの?」
「なんとなく。」
ヨウが私を凝視してるのは気配でわかる。
痛い沈黙・・耐えられない。
「・・私達って全部なんとなくじゃない?なんとなく仲良くなってなんとなく付き合って・・・このままなんとなく終わるのを待つのも意味ないじゃん。」
「なにそれ。そんな気持ちだったのかよ。」
そぅ、楽しかったよ。
1年前の今日、付き合っとく?って言われた時。何気無いヨウの言葉に合わせて何気無く返事したけど、顔が赤かったのは暑さのせいじゃなかったんだよ。
初めて一つになった時。こぼれた涙は痛みのせいじゃなかったんだよ。
ヨウ知らなかったでしょ。私、ちゃんとヨウが好きだったんだよ。本気で心から恋してたんだよ。
「ヨウ・・。」
「頭は冷めたか?」
突然の声にびっくりして顔をあげた。
ヨウだ・・・。
慌てて涙目をこすりながら言う。
「バイトは?」
「休んだ。」
「なんで?」
「お前のせいだろ。」
「なんでここがわかったの?」
「なんとなく。」
ヨウが隣に座った。目が合わせられない―。
「で?なんで別れたいの?」
「なんとなく。」
ヨウが私を凝視してるのは気配でわかる。
痛い沈黙・・耐えられない。
「・・私達って全部なんとなくじゃない?なんとなく仲良くなってなんとなく付き合って・・・このままなんとなく終わるのを待つのも意味ないじゃん。」
「なにそれ。そんな気持ちだったのかよ。」
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