エンブレム〜序章〜?―?
「明日ぁ?何で?」
「明日学校に行って遼や幸さんも交えて決めた方が良いでしょ。人数多い方が案も一杯出るだろうし…」
「あぁ…まあそうだな」
「ねっ」
そう言った後、怜は立ち上がった。
「さ、それじゃそろそろご飯にしましょ。麻衣ちゃん彼女を食卓に連れてって」
「はーい」
「シンちょっとこっち来て」
「んー?」
怜に連れられるように台所に行く。
「何だよ、どうした」
「食器とか運ぶの手伝って」
「あぁ、やっぱり…」
まぁ、だとは思ったけどさ…。
食器棚から人数分の食器を取り出す。
今日の晩御飯はカレーだった。
やりぃ、大好物だ。
「…あの子似てるわよね」
怜が唐突に言葉を発した。
「似てる?何がだ」
食器を取り出しながら訪ね返す。
すると怜はいつもと変わらない口調でこんな事を言った。
「あの子、同じ目をしてんのよ。あの時のアンタと」
「俺と?何が…うわ、おっと!」
…あぶねぇ…食器落とすところだった。
「ちょっと気を付けてよ!……うん、似てるのよあの子、七年前のアンタの目と」
「えっ…」
…彼女が…似てる?
七年前の俺と…似てる?
気が狂いそうな現実を見せ付けられたあの時の俺と?
「明日学校に行って遼や幸さんも交えて決めた方が良いでしょ。人数多い方が案も一杯出るだろうし…」
「あぁ…まあそうだな」
「ねっ」
そう言った後、怜は立ち上がった。
「さ、それじゃそろそろご飯にしましょ。麻衣ちゃん彼女を食卓に連れてって」
「はーい」
「シンちょっとこっち来て」
「んー?」
怜に連れられるように台所に行く。
「何だよ、どうした」
「食器とか運ぶの手伝って」
「あぁ、やっぱり…」
まぁ、だとは思ったけどさ…。
食器棚から人数分の食器を取り出す。
今日の晩御飯はカレーだった。
やりぃ、大好物だ。
「…あの子似てるわよね」
怜が唐突に言葉を発した。
「似てる?何がだ」
食器を取り出しながら訪ね返す。
すると怜はいつもと変わらない口調でこんな事を言った。
「あの子、同じ目をしてんのよ。あの時のアンタと」
「俺と?何が…うわ、おっと!」
…あぶねぇ…食器落とすところだった。
「ちょっと気を付けてよ!……うん、似てるのよあの子、七年前のアンタの目と」
「えっ…」
…彼女が…似てる?
七年前の俺と…似てる?
気が狂いそうな現実を見せ付けられたあの時の俺と?
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