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キャロルの秘密 11

[772]  キャロルの秘密  2008-12-20投稿
「一人暮し?」
恵子は思い切って尋ねた。
「うん。なんなら、今度くる?」
古賀は今度ではなく今夜と言いたかった。
それに対して恵子は、少し考えてから、いつかと答えた。
「じゃあ、今日は電話番号、聞いちゃおうかな」
「彼女に怒られるよ」
「彼女がいたら、とっくにここにいるはずだよ」
恵子は少し安心した。
「それより恵子ちゃんは?」
「私ですか、今はいないんだな」
「本当に?」
古賀は本気で尋ねた。

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