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初恋--

[233]  なお  2008-12-22投稿
辺り一面の雪景色なんて久しぶりに見た気がした。

そんな雪の日に私を訪ねてきてくれたのは…
亮太だった。
久しぶりに見る。
すごく心配しる顔だった。
「良かった」
「えっ?」
「もう二度と会えない気がした…」
「ゴメン、ごめんね、私…」
また涙が出た。
なんで泣いたのかわからないけど涙がつたった。
「言える時でいいから」
そういって亮太は私を抱きしめた。
私はこのぬくもりが痛かった。
亮太は何も悪くない。
今、亮太と別れたってあの頃には戻れない。
そんなことぐらいわかってる。わかってるのに…

「苦しいよ…」
「遥…」
恋がこんなに苦しいなんて思わなかった。
本気で想って知った。

「彼が…死んだの」
「…本当か?」
「こんな冗談笑えないよ」
亮太に全てを話した。
彼が亡くなったことも、手紙のことも、自分の気持ちも…全て話した。
なんだか少しすっきりしたけど、亮太は辛そうだ。

「亮太、あなたは私の大切な人。すべて捧げた人…」
「…遥」
「でも今は、どうしていいかわからない…ゴメンね」
亮太にこんな辛そうな顔させたくないのに…
「俺は別れない。今の遥の気持ちわかるけど…」
「亮太…でも辛いよ?」
「全部受け止めるよ」

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