エリザベスドール?(24)
「どうしますか警部!?」
「絶対にあの人形を外に出してはイケません!
街へ出て行ってしまったら又、多くの犠牲者が出てしまう!」
「あんな化け物を、あの部屋に閉じ込めたままにしておくのですかッ!?」
「その方がイイ」
ヒース助教授、顔を赤らめて言う。
「冗談じゃない!
そんな事をしたら、研究業務に支障来してしまいます!」
「御心配なく。本庁から特殊部隊を呼んで、射殺しますから」
「是非、そうして頂きたい。頼みますよ」
「先ずは助教授、大学構内にいる職員の方々や学生さんを速やかに非難させて下さい」
「え? どう言う事ですか?」
「この大学敷地内を全て封鎖します」
「たかが化け物一匹を狙撃するだけなのに?」
「おかしいですか?」
「やる事が大袈裟だ。
わざわざ封鎖しなくても、一撃で仕留められるでしょうに」
モグレ警部、モニターを指差して
「助教授、相手を誰だと思ってるんですかァ?
凶悪犯やテロリストたちじゃないんですぞ」
「そりゃあ、見れば分かります」
「だったら、人形たちの恐ろしさはお分かりでしょう」
「でもこの前、エリザベスドールを仕留めたじゃないですか?
だから、あのローズマリーだって…」
「実は助教授…、
あのローズマリーは、エリザベス以上にかなり凶暴だと言う情報を受けています。
狙撃されると相手が分かれば、反撃して来るでしょう。どんな状態で暴れ回るかも分からないし、ケガ人や犠牲者が出る可能性だって有り得る」
「そうですか分かりました。すぐに、上部に連絡して来ます」
「お願いします」
「全く不思議ですね?」
「何がです?」
「エリザベスもローズマリーも、外部構造や素材、中身全てがフツーの人形とまるっきり違うし、その上…なんの仕掛けや装置も組み込まれていないのに、生きているように動く。正直言って…
そのメカニズムが理解出来ません」
「人間の常識を超えた何かがあるのでしょう」
「そこまでとなると…
科学者としては、もはや…お手上げです」
ヒース助教授はそう言って、立ち去った。
「絶対にあの人形を外に出してはイケません!
街へ出て行ってしまったら又、多くの犠牲者が出てしまう!」
「あんな化け物を、あの部屋に閉じ込めたままにしておくのですかッ!?」
「その方がイイ」
ヒース助教授、顔を赤らめて言う。
「冗談じゃない!
そんな事をしたら、研究業務に支障来してしまいます!」
「御心配なく。本庁から特殊部隊を呼んで、射殺しますから」
「是非、そうして頂きたい。頼みますよ」
「先ずは助教授、大学構内にいる職員の方々や学生さんを速やかに非難させて下さい」
「え? どう言う事ですか?」
「この大学敷地内を全て封鎖します」
「たかが化け物一匹を狙撃するだけなのに?」
「おかしいですか?」
「やる事が大袈裟だ。
わざわざ封鎖しなくても、一撃で仕留められるでしょうに」
モグレ警部、モニターを指差して
「助教授、相手を誰だと思ってるんですかァ?
凶悪犯やテロリストたちじゃないんですぞ」
「そりゃあ、見れば分かります」
「だったら、人形たちの恐ろしさはお分かりでしょう」
「でもこの前、エリザベスドールを仕留めたじゃないですか?
だから、あのローズマリーだって…」
「実は助教授…、
あのローズマリーは、エリザベス以上にかなり凶暴だと言う情報を受けています。
狙撃されると相手が分かれば、反撃して来るでしょう。どんな状態で暴れ回るかも分からないし、ケガ人や犠牲者が出る可能性だって有り得る」
「そうですか分かりました。すぐに、上部に連絡して来ます」
「お願いします」
「全く不思議ですね?」
「何がです?」
「エリザベスもローズマリーも、外部構造や素材、中身全てがフツーの人形とまるっきり違うし、その上…なんの仕掛けや装置も組み込まれていないのに、生きているように動く。正直言って…
そのメカニズムが理解出来ません」
「人間の常識を超えた何かがあるのでしょう」
「そこまでとなると…
科学者としては、もはや…お手上げです」
ヒース助教授はそう言って、立ち去った。
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