記憶3
ガバッ!「ハァ、ハァ、ハァ・・・夢か・・」流夷は汗だくだ。「ん?・・・ヤバ!もうこんな時間や!!遅刻するー!彼の名前は狩夜 流夷(かりや るい)。生まれた間も無く彼は両親に捨てられた。この少年を引き取り今まで育ててきたのが寺の住職が伏見 禅(ふしみ ぜん)である。「禅さんおはよう!もう時間ないからパン食べていくな!」「流夷はよく寝坊するな。気ぃ付けてな。いってらしゃい!」「うん!いってきます!」流夷は元気良く走りながら学校へ向かった。「元気えぇのぉ・・・今はあれでいいんだ。今は・・・」禅はそう言いながら流夷を見送った。
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