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レイとの出会い。10代のえり。21

[454]  ユキ  2006-06-26投稿
えり17歳。
あたしは今あすかの家で暮らしている。
あすか以外とは連絡はおろか会う事すらなかったのでしょうがない事だったのだ。
レイはどうしているのだろうか。
そんな事を考えながら
あたしはこれでよかったんだ。
レイとはこれ以上一緒にいても幸せにはなれない。
そう考えていた。

『茶のむ?』
あすかが言った。
『うん…ありがと』
あすかの家は金持ちで
親も気がねなく歓迎してくれた。
あのコンビニの帰り
あたしとレイは別々に帰った。
その帰りにあすかに会ったのだ。
訳を話すと自分の家に来ないかと誘ってくれた。
何を考えているかわからなかったが
とにかく早くレイの家をでたかったのだ。
おそらくレイはあすかの家にいると話したら必ず怒るだろう。
でも大丈夫。
もう会う事なんかないのだから…。

『薬やめたのぉ?』
あすかが問う。
『あぁまあね…。好きだった人に止められたから。』
『でもあんたその恋人と暮らしてたんっしょー?別れたって話ならもうやっても良いじゃん。』
あたしは確かにそうだと思った。
もう一度薬をやる。
もしかしたらこれが
レイへの復讐になるかもしれない。
愛が憎しみに変わるとは…ほんとの事だったのだ…。
もう死んでしまっても良い。
レイに裏切られた以上
あたしは生きる意味がなかった。

『二万ね。』
あたしは二万さしだした。
そして時折あすかと薬をやった。
また戻ってきたあの感覚…そして…レイへの復讐…。
幸せとはまた違う説明のしようがないこの気持ちを
理解してくれる人はいるのかな…。


えりが家をでてから一週間がすぎた。
一週間えりに会えないだけでこんなにもつらいとはレイも思わなかっただろう。
しかし今はえりが自ら戻ってきてくれるのを待つしかなかった。
レイには確かにもうえりしかいなかったのだ…。
こんなにもえりを愛するレイの気持ちが伝わってくれたらどんなにうれしいのだろう…。
続。

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