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16の差〜3時間30分〜

[294]  ミュウ  2008-12-23投稿
「手術の準備が、出来ました。」
「じゃあ、始めよう。」
「優美さん、何の匂いが、好きですか?」
「イチゴの香りが、好き。」
「イチゴの香りが、しますよ。」
「ホントだ。」


優美は、先生の声や看護婦さんの声てかが、うっすら消えてゆく。


………‥‥‥…………‥‥
浩輔が、帰って来た。
優美の個室のドアが、開いてたから、他の看護婦さんに、聞いてみた。
「あの、すみません。
楠木優美って言う名前の人どこに、行ったか分かりますか?」
「あなたが、楠木さんの彼氏ですか?」
「はい。そうですけど。」「楠木さんね、今、手術してる所よ。」
「何でですか?」
「私にも、分からないけど‥。」
「楠木さん、もう、30分くらいになるよ。大丈夫だろうか。」
「失礼します。」


手術中って書いてある所を見ると、まだ光ってる。


「もう、2時間になるなぁ…。」

……………手術の中………「血液が、足りない。」
「田辺さん、取ってきて。」
「はい。」

「看護婦さん、優美の手術は、成功ですか?」
「まだ、分かりません。」

そして、1時間になる。
「まだ、終わらない。」
「30分が、経った。」

手術中って書いてある所が、消えてる!!
先生が、来る。
その後ろには、優美が運び込まれている。

「先生、優美は、大丈夫なんですか?」
「はい。大丈夫ですよ。でも、意識がまだ戻るかは、私も、分かりません。」
「優美さんが、行きたいと思えば、回復します。」
「優美、しだいって事ですよね。」
「はい。そうですけど。」「ありがとうございました。」

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