SLOW LOVE(3)
「あの…大丈夫ですか?あのボールぶつけてしまったのオレなんです。すいませんでした。」
少しカーテンを開けて一人の男子が入ってきた。
顔は見たことある。名前は知らないが名札に『平井』と書いてある。
エリが言ってた男子は彼だということも感付いてしまった。
「大丈夫。よくボールにぶつかる体質だから。平井君のせいじゃないよ。気にしないで。」
私は少し笑ってみせベッドから降りて教室に戻ろうとした。
「…あ…あの、嫌じゃなければ途中まで送らせてもらっていい?」
と言いながら平井君の頬が真っ赤になってる。
「‥‥わかった。いいよ」
つい承諾してしまった。
「ちょっと待ってて!教室行ってすぐカバン取ってくる。昇降口で待ってて!」
平井君は走って保健室を出て行った。
廊下から「コラー!平井!廊下を走るな!」と生活指導の鬼教師の怒鳴り声が聞こえて、私は思わず吹き出した。
そしてエリが持ってきてくれてた制服に着替え、昇降口へ向かった。
平井君はすで来ていたけど、サッカー部の男子と話してる。
話し掛けるタイミングが掴めず少し離れた所にいると、私に気づいた平井君が慌てて駆け寄ってきた。
少しカーテンを開けて一人の男子が入ってきた。
顔は見たことある。名前は知らないが名札に『平井』と書いてある。
エリが言ってた男子は彼だということも感付いてしまった。
「大丈夫。よくボールにぶつかる体質だから。平井君のせいじゃないよ。気にしないで。」
私は少し笑ってみせベッドから降りて教室に戻ろうとした。
「…あ…あの、嫌じゃなければ途中まで送らせてもらっていい?」
と言いながら平井君の頬が真っ赤になってる。
「‥‥わかった。いいよ」
つい承諾してしまった。
「ちょっと待ってて!教室行ってすぐカバン取ってくる。昇降口で待ってて!」
平井君は走って保健室を出て行った。
廊下から「コラー!平井!廊下を走るな!」と生活指導の鬼教師の怒鳴り声が聞こえて、私は思わず吹き出した。
そしてエリが持ってきてくれてた制服に着替え、昇降口へ向かった。
平井君はすで来ていたけど、サッカー部の男子と話してる。
話し掛けるタイミングが掴めず少し離れた所にいると、私に気づいた平井君が慌てて駆け寄ってきた。
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