GREEN:2
うわぁ…近寄ってくるよぉ
確かに美男美女だよ?
でも関わっちゃいけないって身体が言ってる。
後退りをする私。
男の方がニッコリわらって肩に手を置いて来た。
青ざめる私に彼は首を傾げ可愛らしく
『マイゴ?』
と聞いて来た。無言で頷くと校門まで案内してくれた。
案外イイヒトなのかも…
偏見持っててごめんなさい!
『気をつけて…』
女の方が最後にか細い声でそう告げた。
私は頭を下げて帰る
気をつけて…ってどゆいみ!?
いや…意味はない…意味はない
それから私は蒼真を保育園へ迎えに行き、彼の存在に癒されたかと思うと彼の歌う『いぬのおまわりさん』にげんなりするのだった。
2日目
さすがに遅刻はやばいと思って早く起きた。
起きたはいいけど早過ぎた。
なんか転入を楽しみにしてる人みたいでやだ。
いや…楽しみじゃないって言ったら嘘になるけど
おっ占い始まった
ぐーだらテレビ見てたら星座占いが始まった。
さそり座…
さそり座…
スラスラと話す他の星座はシカトして自分の星座であるさそり座を祈った。
やはり乙女(!?)占いが好きなのだ。
『12位は…ごめんなさい。さそり座のあなた…』
オイ!
テレビにツッコミを入れる
『落ち着きがなくて怪我に結び付くかも…ラッキーパソンは子ども…』
…蒼真?
昨日はバタバタしてたからいたけど今日はもういないし
よし!出かけよ〜
占いなんて信じてないもんね。
基本いい占いしか信じない。みんなはどうだろうか?
でも怪我には注意しよ…
そう心に決めて家をでたのだった。
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