括れ般若
神も仏も在りはしない
繰り返す 苦痛のなか
夢も希望も腐り落ちた
必死に咲いた花も踏みにじられ
「誰か助けてくださいな..」
届かない 音となりて
呪文のように死にたいと繰り返す貴方
私の代わりに死んでくれませんか?
此の身も奈落に落ち されど愛されたいと願う
貴方にこの苦しみが解りますか 痛みを感じれますか?
井戸の底から這い上がる 怨念と共に
未練ばかり頭をチラついて 煩いのです
神も仏も在りはしない
繰り返す 苦痛のなか
夢も希望も腐り落ちた
必死に咲いた花も踏みにじられ
死を飾る儀式を見つめ
繰り返す 嘔吐と涙
来世も輪廻も爛れ落ちた
必死に笑う花は焼かれ
死の螺旋を繰り返す 私に貴方が謡う
「この世の未練を断ち 静かに眠りなさいと」
耳障りなその詩は私を括り殺す般若
薄暗い箱のなかへ煙に乗せて誘う
、まだ此処にいたい..って呟く
「やめて..やめて..私を※さないで...」
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