指先の感触
あなたの背中を腕を顔を指でなぞる
それにあなたが少し嫌そうな表情をする
少しくらい許して
せめて指であなたを覚えていたい
背中の温かさを
腕の血管の位置までも
顔の形を
こうして居られるのも次は無いかもしれないから
あなたの細部まで覚えていたい
そう思うのはきっと私だけ
寂しさは我慢するから
こうする事しか出来ないから
どうか許して
記憶の中で生き続けるあなたに
後何度触れる事が出来るだろう
寝息を立てるあなたを見て悲しくなった
朝が来ればまた別れが来るのに
あなたはいつも私よりも先に寝てしまうから
私はいつも怖くて眠れないのに
隣で涙を流してもあなたは気付いてはくれない
気付かれてはいけないからあなたの目の前では涙は流せない
あなたよりずっと後に寝てしまうから
目を覚ますのはあなたの方が先
私が目を開ける時はもうあなたは隣にいない
眠ってしまった事を後悔する
眠らずに朝を迎えれば良かった
少しの振動にも気付けなかった事を涙のせいにする
カーテンは開かない
朝日が嫌い
またこうして未来の無い毎日が広がるから
あなたを愛する限り
不安と隣り合わせで生きて行く
毛布にくるまりまた泣いた
寂し過ぎる
愛し過ぎる
だから覚えていたい
私はこうして孤独になるばかりだから
一人じゃないと少しでも感じたい
残されたのはあなたの居た温もりと指先の感触
忘れてしまう前に
また私の処へ来て
それにあなたが少し嫌そうな表情をする
少しくらい許して
せめて指であなたを覚えていたい
背中の温かさを
腕の血管の位置までも
顔の形を
こうして居られるのも次は無いかもしれないから
あなたの細部まで覚えていたい
そう思うのはきっと私だけ
寂しさは我慢するから
こうする事しか出来ないから
どうか許して
記憶の中で生き続けるあなたに
後何度触れる事が出来るだろう
寝息を立てるあなたを見て悲しくなった
朝が来ればまた別れが来るのに
あなたはいつも私よりも先に寝てしまうから
私はいつも怖くて眠れないのに
隣で涙を流してもあなたは気付いてはくれない
気付かれてはいけないからあなたの目の前では涙は流せない
あなたよりずっと後に寝てしまうから
目を覚ますのはあなたの方が先
私が目を開ける時はもうあなたは隣にいない
眠ってしまった事を後悔する
眠らずに朝を迎えれば良かった
少しの振動にも気付けなかった事を涙のせいにする
カーテンは開かない
朝日が嫌い
またこうして未来の無い毎日が広がるから
あなたを愛する限り
不安と隣り合わせで生きて行く
毛布にくるまりまた泣いた
寂し過ぎる
愛し過ぎる
だから覚えていたい
私はこうして孤独になるばかりだから
一人じゃないと少しでも感じたい
残されたのはあなたの居た温もりと指先の感触
忘れてしまう前に
また私の処へ来て
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