携帯小説!(PC版)

トップページ >> 恋愛 >> 君の声、ボクの声

君の声、ボクの声

[395]  どないやねん  2008-12-30投稿
君は言った。
「あなたは誰?」

ボクは言った。
「ボクはボク。」

君は聞く。
「何してるの?」

答えるボク。
「わからない…」
苛立つボク。君に聞く。
「じゃあ君はどうなのさ。」
君は言う。
「私?私は私。あなたの前に立っている。」

・・・答えになってるの?
また、君はボクに問いかけた。
「じゃあ、なぜ、あなたはあなた?」

怒った、ボク。
「ボクはボク。ここに、生きているから、ボクはボク。」


少しの沈黙。
君は言った。また言った。「じゃあ、なぜ、生きているの?」

「失礼な!ボクは祝福されて生まれてきたんだ。」

君は続けて言った。
「それが理由?あなたはそのためだけに生きてるの?」

自信無さげなボク。
「そうだよ。ボクはひとに喜んでもらうために生きている。ひとを不幸にするためじゃない。」



ボクはボク。君に出会った。少しおとなしい男の子。


君は言う。
「あなたは・ホントにあなた?あなたはどこ?」

わからない…。君は何を言ってるの?

つまる応え。唐突な君。
「私はあなたが好き。あなたは私のこと好き?」

即答したボク。
「君がそう望むなら。」

不満げな君。
「あなたはどうなの?」

答える、ボク。
「ボクはそうなんだ。君に喜んでもらえるならそれでいい。」

「あなたはそう、いない存在。」

「ボクはここにいるよ。」

「いいえ、あなたはいないはず。それじゃぁ、いないのと同じ。」

「どうすればいいの?」
ボクは聞く。



私は私。あなたと出会った。あなたのために存在したい、女の子。



君は言う。
「きっと、あなたは無関心なの。あなたに必要なのは感心と支配欲。」

ボクは不思議そうに聞く。「何なの、それ?」

君は言う。
「欲しいものはある?生きる理由を見つけなさい。」
ボクは思った。
゙何もない゙
けれど、君なら生きる理由にできるかも…

感想

感想はありません。

「 どないやねん 」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス