エンブレム〜序章〜?―?
「それで何を…?」
「まぁ見てろって」
カメラを花に向けて構える。
ターゲット、ロックオン…!
スイッチを押す。
パシャッという小気味良い音と共にカメラから写真が姿を表した。
「うん、上出来」
「…?」
「摘み取る事は出来ないし枯らさない事も出来ないけど、これくらいでなら残してあげられるからさ。生で見るよりは感動薄いだろうけど、これならいつでも見れるだろ?」
「…!」
な、何か目が凄い輝いてるな…。
「…く、くれるのですか…!」
「あ、ああ、そうだよ。はいっ」
そう言って俺は彼女に写真を渡した。
「…!」
「どうだ、ちゃんと写ってるか?」
「…!」
こくこく。
「そっか、なら良かった」
「…あ…」
「…あ?」
何だ、何か写真に変なもんでも写り込んでたか?
「…有難う…御座います…!」
「え、ああ。良いって良いってそんな気にすんなよ、な?」
良かった…何か写り込んでたとかじゃなくてホント良かった…。
てか、昨日に比べてこいつ随分感情表現分かりやすくなったよな。
怜に言われた時は、な訳無ぇだろとか思ったけどホントに多少なりとも俺に対して心を開いてきてるってことなのかな。
「まぁ見てろって」
カメラを花に向けて構える。
ターゲット、ロックオン…!
スイッチを押す。
パシャッという小気味良い音と共にカメラから写真が姿を表した。
「うん、上出来」
「…?」
「摘み取る事は出来ないし枯らさない事も出来ないけど、これくらいでなら残してあげられるからさ。生で見るよりは感動薄いだろうけど、これならいつでも見れるだろ?」
「…!」
な、何か目が凄い輝いてるな…。
「…く、くれるのですか…!」
「あ、ああ、そうだよ。はいっ」
そう言って俺は彼女に写真を渡した。
「…!」
「どうだ、ちゃんと写ってるか?」
「…!」
こくこく。
「そっか、なら良かった」
「…あ…」
「…あ?」
何だ、何か写真に変なもんでも写り込んでたか?
「…有難う…御座います…!」
「え、ああ。良いって良いってそんな気にすんなよ、な?」
良かった…何か写り込んでたとかじゃなくてホント良かった…。
てか、昨日に比べてこいつ随分感情表現分かりやすくなったよな。
怜に言われた時は、な訳無ぇだろとか思ったけどホントに多少なりとも俺に対して心を開いてきてるってことなのかな。
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