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死の旅 1ー1

[464]  レティシア  2008-12-30投稿
王女は逃げていた
?いや違うな、どちらかといえば「家出」?「城出」か?
追っているのは王女を護衛するはずの騎士達だ

王女は馬を操り、後ろを見た
(誰もいない…だいぶ差が開いてきた…!)

前を見る、そのとき、蒼いマントを身にまとった男(?)が目の前にいた

「よけて!!」
王女のなかなかの(100点満点中90ってとこかな)反射神経で言ったが、男は、避けようとしない

(ぶつかる…!…あれ?)

目を開けると、馬は一匹で走っており、自分は男に抱き抱えられていた

「あぶなぁ…打撲するとこだ」
黒髪に海のような蒼い目をした男(王女的には15〜17歳の青年)がつぶやいた

「えっ…すいませんでした…」
王女は正直
(打撲じゃあすまないと思うけど…)などと思ってた「まぁ…気づかないオレも悪いさ…誰かに追われてんの?」
青年は王女を降ろし、言った
「…そんなとこです…」
「むぅ…止めてしまった責任にあいつら倒してやるよ」
「えっ…たぶんムリだと…」
青年は長い黒い棒(ロッド?)を持った

7人の男がやってきた
「やっと追い付いた…メアリ様、戻りましょう」
このなかのリーダーである中年のハルセンが言い出した
「ふふ…この人を奪いたいならこのティアズ様を倒してみろ!!」
「誰だ!?貴様殺すぞ」
「…ほんと殺してくれればいいのにな…」
ティアズはつぶやいた

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