エリザベスドール?(33)
噴水広場で一服するモグレ警部たち。
本来なら、休憩出来る状況ではないのだが…。
1台のクルマがやって来た。
後部座席の窓が開いてルークが顔を出した。
「警部さあん!」
「!?」
ルークの声にモグレ警部は振り返り、クルマの所までやって来た。
「ルークじゃないか!」
「お久しぶりです!」
「いったい、どうしたんだ? 大学構内は完全封鎖で、一般人は立ち入り禁止だぞ」
「モグレ警部!」
反対側の後部座席のドアを開けて、アースルが出て来た。
これにはモグレ警部はビックリである。
「会長!」
「どうしても、アンタに会いたくて無理して中に入ったんだ」
「人形を引き取りに来られたのですかな?」
「本当ならそうしたいところだね。でももう、手遅れだろう?」
「ええ、そうです。
あのローズマリーが動いて、大騒ぎなんです」
ルークが尋ねる。
「その人形は今、どこにいるんですか?」
「建物の中で、踊っているよ」
(踊っている!?)
ルークは、前にシェリー・ハイバーが言った事を思い出した。
シェリーが3歳の頃、人形館で見た踊るアンティーク人形の事だ。
やはり…
シェリーが見た人形とは…、ローズマリーだったのである。
「人形が動いているところを、今すぐにでも見たいもんだ」
「申し訳ありません。
今は出来ないんです」
と答えたのは、レイロ刑事である。
「危険なのかね?」
「ええ、危険なんですけども…実は、軍の治安部隊が建物の中を包囲しているんです」
「軍が?」
モグレ警部が4号研究棟内の状況を話した。
「治安部隊の方で、一気に攻めるみたいなんです」
本来なら、休憩出来る状況ではないのだが…。
1台のクルマがやって来た。
後部座席の窓が開いてルークが顔を出した。
「警部さあん!」
「!?」
ルークの声にモグレ警部は振り返り、クルマの所までやって来た。
「ルークじゃないか!」
「お久しぶりです!」
「いったい、どうしたんだ? 大学構内は完全封鎖で、一般人は立ち入り禁止だぞ」
「モグレ警部!」
反対側の後部座席のドアを開けて、アースルが出て来た。
これにはモグレ警部はビックリである。
「会長!」
「どうしても、アンタに会いたくて無理して中に入ったんだ」
「人形を引き取りに来られたのですかな?」
「本当ならそうしたいところだね。でももう、手遅れだろう?」
「ええ、そうです。
あのローズマリーが動いて、大騒ぎなんです」
ルークが尋ねる。
「その人形は今、どこにいるんですか?」
「建物の中で、踊っているよ」
(踊っている!?)
ルークは、前にシェリー・ハイバーが言った事を思い出した。
シェリーが3歳の頃、人形館で見た踊るアンティーク人形の事だ。
やはり…
シェリーが見た人形とは…、ローズマリーだったのである。
「人形が動いているところを、今すぐにでも見たいもんだ」
「申し訳ありません。
今は出来ないんです」
と答えたのは、レイロ刑事である。
「危険なのかね?」
「ええ、危険なんですけども…実は、軍の治安部隊が建物の中を包囲しているんです」
「軍が?」
モグレ警部が4号研究棟内の状況を話した。
「治安部隊の方で、一気に攻めるみたいなんです」
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