春菊
15年前の1月2日、友人宅で鍋パーティーをした。
彼女の彼が春菊が嫌いだったので、春菊ぬきのナベだった。「これだから好き嫌いのある人は困る。」と思った。
10年後、なぜか私がその彼と付き合っていた。不倫だった。
正月2日、仕事を理由に帰省しなかった彼と二人、私の家で春菊ぬきのナベを食べていたら、「ピンポ〜ン♪」とチャイムが鳴り、玄関モニターには、福島の実家に帰ったはずの奥様が腕組みをして仁王立ち。
「この泥棒ネコ!」と言われそうな顔だった。
彼の提案で、来客を無視したが、この男のために春菊ぬきのナベを食べなきゃいけなくて、正月早々妻の殴り込みなんて先が思いやられると思い別れを決めた。
1月2日の思い出。
彼女の彼が春菊が嫌いだったので、春菊ぬきのナベだった。「これだから好き嫌いのある人は困る。」と思った。
10年後、なぜか私がその彼と付き合っていた。不倫だった。
正月2日、仕事を理由に帰省しなかった彼と二人、私の家で春菊ぬきのナベを食べていたら、「ピンポ〜ン♪」とチャイムが鳴り、玄関モニターには、福島の実家に帰ったはずの奥様が腕組みをして仁王立ち。
「この泥棒ネコ!」と言われそうな顔だった。
彼の提案で、来客を無視したが、この男のために春菊ぬきのナベを食べなきゃいけなくて、正月早々妻の殴り込みなんて先が思いやられると思い別れを決めた。
1月2日の思い出。
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