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噂上等ノンフィクション

[459]  ゆう  2009-01-03投稿
高校生活が7ヶ月で終わった私は 当たり前のように 水商売の世界に入った。飲めないお酒、酔っ払いのオヤジ。
初めて 客と飲みに行った。アフターだ。

「一晩、付き合ってくれたら次から指名したるわ」

お金が欲しかった。

アフターをする度に客と寝た。16歳だった。

もっともっと お金が欲しくなった。
何気なく 家で見てた広告に風俗の募集広告。
迷わず面接へ。もちろん年齢はごまかした。
稼いだお金は 遊びですぐに無くなる。だから辞める訳にいかなかった。

私は その風俗店で1位の売り上げだったらしい。
こっそりと、店長が教えてくれた。

一言、付け加えたい。
風俗嬢だからといっても皆、私の中学時代より 純粋な人達ばかりだった。
ひねくれていたのは 私だけだったのかも知れない。

仕事にも慣れたある日、 初めて見る客に指名をされた。
気さくな男で 紳士的でもあった。
本当はしてはいけない本番(SEX)をした。
ガキな私は コンドームをつけろと言わなかった。

数日後にくる筈の生理がこない。

妊娠していた。

あんなに優しかった店長は冷たい目で
「もう来なくていい」
と言った。

又だ。
自業自得。

もちろん中絶するしかなかった。親に内緒で友達が探してくれた市外の病院に行った。

それでも私は懲りずに
新しい風俗店で働き出した。

その店で ある男性と出会った。15歳年上の男性。私が未成年だと すぐに気付き、何も手を出さなかった。
なのに、その男性は週に1回来ては 私を指名した。ホテルに行っても、するのはただの世間話。
いつの間にか、私は その男性と恋に落ちた。
17歳で初めて 本気で
男を好きになった。

彼は優しかった。
私は幸せだった。

でも、彼は結婚していたんだ。
それでも いいと思った。もう好きで好きでたまらなくなっていた。
結婚していても構わない。気にしない。

彼は奥さんと離婚すると言い出した。
そこから 私は人間として壊れていった。

17歳の冬だった。

大阪でも冬には綺麗な星が見れるなんて全く気付かなかった。

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