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エンブレム〜序章〜?―?

[216]  S・U  2009-01-03投稿
学校
「へぇー、そんな事があったのか」
「そうなのよ」
「はぁ…何でそんな面白いことがあった日に俺は瞑想なんてやってたのかなぁ」
至極残念そうに遼は溜め息を付き前日何故自分は居なかったのかと嘆いていた。
「そうは言うけどな遼。そのお陰で俺は二回も死にかけてんだぞ」
彼女からはナイフで怜からは蹴りによって。
他の軽いのも合わせて果たして昨日は何度死線をさ迷った事か。
「まあ怜からの蹴りは愛情表現の裏返しだから別に良いとして」
「なっ、何が愛情表現の裏返しよ!」
そう抗議した怜の言葉を軽く無視して遼は続けた。
「その名無しさんは初対面時お前に危害を加えようとしたんだろ?よく助けようなんていう気が起きたよな」
何とも複雑な表情を浮かべて遼は言った。
「ああ…まあ…何となくな」
「何となくねぇ…。全くこのとことんお人好しさんは」
やれやれといった様子で遼は軽く笑い肩をすくめた。
「…何だよ、何か思うところでもあるのかよ」
少し苛つきながらそう言った。
「普通人間はな、自分に危害を加えようとする相手に対した場合攻撃するか怯えて逃げ出すかの二択しかないんだよ。人は元々自己博愛主義の生き物だからな」

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