エンブレム〜序章〜?―?
「なのにお前はその襲ってきた相手を見て逃げるか攻撃するかの二択からじゃなく助ける選択肢を選んだ。至ってイレギュラーで至ってあり得ない選択肢を。そこら辺がお前の長所であり欠点なんだよなぁ」
「何だよ何がだよ」
段々苛々してきた。
いくらなんでも回りくどすぎる。
「だからお前はちゃんと考えて行動したのかって言うことだよ」
「考えたよ。だから連れ帰った際にナイフを拝借したんじゃないか」
「でも起きたその子にすぐに返しちまったんだろ。二言三言会話してすぐに」
「だから…」
「何とか信用してもらうために返したんだっけ?だけどそれでも信用されてなかったらどうすんだよ。相手にとってお前は未知の相手なんだぜ。そんな中で得物を渡すというのは、自殺志願者にロープを渡すようなもんだぞ。もしお前が賭けに負けて刺されたりしたらどうするつもりだったんだよ」
「そりゃ…」
「仕方ないから諦める、だろ?お前の性格からして。そりゃお前は良いだろう、そんな奴を助けたくらいなんだから多少の覚悟くらいはしてるだろうしな。でもな、もしその子がどっかの殺人鬼の類いでそのまま麻衣ちゃん達を殺しに行ったらどうだよ。誰が止めるんだ?」
「何だよ何がだよ」
段々苛々してきた。
いくらなんでも回りくどすぎる。
「だからお前はちゃんと考えて行動したのかって言うことだよ」
「考えたよ。だから連れ帰った際にナイフを拝借したんじゃないか」
「でも起きたその子にすぐに返しちまったんだろ。二言三言会話してすぐに」
「だから…」
「何とか信用してもらうために返したんだっけ?だけどそれでも信用されてなかったらどうすんだよ。相手にとってお前は未知の相手なんだぜ。そんな中で得物を渡すというのは、自殺志願者にロープを渡すようなもんだぞ。もしお前が賭けに負けて刺されたりしたらどうするつもりだったんだよ」
「そりゃ…」
「仕方ないから諦める、だろ?お前の性格からして。そりゃお前は良いだろう、そんな奴を助けたくらいなんだから多少の覚悟くらいはしてるだろうしな。でもな、もしその子がどっかの殺人鬼の類いでそのまま麻衣ちゃん達を殺しに行ったらどうだよ。誰が止めるんだ?」
感想
感想はありません。