エンブレム〜序章〜?―?
「それは…」
言い返せなかった。
「いいか、誰かを助けるっていう気持ちは確かに大切だ。でも、安易な人助けほど危険で危ないものはないんだ。運が悪ければ自分だけじゃなく周りの人にも被害が出るからな。だからそういう相手に対した場合は例えどんな理由があったとしても武器を渡すな。そして助けた後どうなるかを最低でも五パターンは考えてその対処法までを思考しろ。じゃなきゃそいつが何しようが文句は言えない。全部お前の責任になっちまうんだよ」
「…確かにそうだな」
確かに一歩間違えれば俺は死んでたかもしれない。
ひょっとしたらたまたまその場に居た人も巻き込んでいたかもしれない。
遼の言う通りだ。
「悪い、確かにちょっと今回は軽率すぎたかもしれないな」
「ああ、分かってくれたならいいさ。でも」
そう言って遼はニヤリと笑って言った。
「どうせ懲りてないんだろ?」
俺もニヤリと笑って答える。
「勿論」
「だよなぁー。たくこのお人好しは。人がこんだけ心配して忠告しても平然と同じこと繰り返すんだもんなぁ」
「はは、わりぃな。こういう性分なもんで」
「はぁー、まっ俺はお前のそういうとこが気に入ってるわけなんだけどな」
言い返せなかった。
「いいか、誰かを助けるっていう気持ちは確かに大切だ。でも、安易な人助けほど危険で危ないものはないんだ。運が悪ければ自分だけじゃなく周りの人にも被害が出るからな。だからそういう相手に対した場合は例えどんな理由があったとしても武器を渡すな。そして助けた後どうなるかを最低でも五パターンは考えてその対処法までを思考しろ。じゃなきゃそいつが何しようが文句は言えない。全部お前の責任になっちまうんだよ」
「…確かにそうだな」
確かに一歩間違えれば俺は死んでたかもしれない。
ひょっとしたらたまたまその場に居た人も巻き込んでいたかもしれない。
遼の言う通りだ。
「悪い、確かにちょっと今回は軽率すぎたかもしれないな」
「ああ、分かってくれたならいいさ。でも」
そう言って遼はニヤリと笑って言った。
「どうせ懲りてないんだろ?」
俺もニヤリと笑って答える。
「勿論」
「だよなぁー。たくこのお人好しは。人がこんだけ心配して忠告しても平然と同じこと繰り返すんだもんなぁ」
「はは、わりぃな。こういう性分なもんで」
「はぁー、まっ俺はお前のそういうとこが気に入ってるわけなんだけどな」
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