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ボン君の不思議な大冒険2

[485]  うりぼう  2009-01-03投稿
まだ昼間だというのにその洞窟からは、ヒンヤリとした空気が、まるで僕達に吹きかけるかのように・・・。

大樹『いっ。行って見ようぜ』

ボン『だいちゃんやめようョ・・・・帰ろう』

大樹『本当に弱虫だな!!みんなは行くよな?』

今回はいつもと違い、景奈ちゃんもマークンもあまり乗り気ではなかったが、大樹君に押し切られ、渋々洞窟に、足を踏み込む事になった・・・。

4人は自然と体を寄せ、恐る恐る中へと歩いた・・・・

マークン『こっコウモリとか出てこないよね・・・・』

大樹『まさかっ!この辺じゃ聞いたこと無いぞ!』

4人は天井を見てみたが、真っ暗で何も見えない。

景奈『懐中電灯とか四人分偶然あればいいのにね』

ボン『うんうん。』
僕はこわばり頷いた
ボン『だっだっだいちゃんは、恐いものとかないよね?』

大樹『馬鹿だな。俺様は無敵だぞ!!どんな岩だって砕けるさ。まっ、しいて言うなら、蛇が恐い・・・・』

マークン『蛇も出そうだよね・・・・』
大樹『やっやめろよ』

大樹君は僕を先頭にして、真っ暗な洞窟の奥へと進んだ。

景奈『まっ前にさ私聞いたことあるんだけど、包丁を持った人喰い山姥が近くに住んでるって、まっまさかこの洞窟じゃないわよね?』

4人は一度にその場に立ち止まった!!
大樹『やっやめろょ。どれだけ大昔の噂だよ!!それなら他の噂も知ってるぜ』
ボン『もう帰ろうよ・・・・恐いょう』
大樹は恐がる僕を畳み掛けるかの様に作り話を言った。

大樹『昔に洞窟で山姥から逃げ切った4人がいてな、その後不思議な天使に出会い、更なる困難に巻き込まれたらしいぞ』

ねぇ・・・・・・・・景奈は立ち止まり指を指した。

その先には懐中電灯が四本あった・・・・
景奈『ぐっ偶然ね・・・・』

ボン『うっうん。偶然だよ』

僕等は明かりをつけ天井を照らしてみた
バタバタバタバタ

景奈『きゃ〜コウモリだわ』

大樹は飛び上がり地面に指差した

大樹『蛇はいや゛゛゛』

マークン『何何何何何さっき言った事が全て、おきてない!』

ボン『あっあっあと変なこと言ってないょね・・・・』

山姥『あらぁ随分と美味しそうな子達だわ!!』

ぎゃ〜ぎゃ〜キャーキャーキャー

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