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ボン君の不思議な大冒険3

[436]  うりぼう  2009-01-03投稿
山姥『焼くもよし!!煮るもよし!!やっぱり刺身がいいなぁ』

ボン『ぎゃ〜ぎゃ〜刺身だって!!ワサビがしみちゃゥウウ』

景奈『ボンちゃん早く早ぐこっち』

僕達は懐中電灯で先を照らし、左に曲がっては右に曲がりくねった道を無我夢中で逃げた!

マークン『だいちゃんこれじゃ帰り道わからないよ』

大樹『馬鹿!喰われたら、帰り道知ってても意味ないだろっ』

ボン『まっでぇ』

僕はみんなより年が一つ下だから、逃げ足も体力もついて行けなかった!

大樹『っんたく!トロ過ぎるぜ!』

山姥『まずは一番ちいせぃ子からいただきまぁす』

ボン『ぎゃ〜ぎゃ〜』

大樹君は急ブレーキをかけ僕を背負って、逃げてくれた

山姥『まで〜!!』
大樹『所詮は年寄りだ。へぇんだ!こっちへおいで〜だ!』
大樹君は走るペースをあげ僕達はすぐに、景奈ちゃんとマークンに追いついた・・・・・・

追いついたと言うより・・・・・・・・二人は立ち止まっていた。

景奈『だっだだいちゃん・・・・ごめ゛゛ん行き止゛まり』
マークン『アワワワワ』

僕達の懐中電灯の光は山姥の持つ包丁に反射して、どんどん迫りくるのがわかった!

ボン『ぅえ゛゛゛帰りたいよ!だいちゃん!だいちゃん』

大樹『考えろ考えろ考えろ』

どんどん迫りくる光!雄叫びも大きくなってくる

大樹『マー!俺は後なんか言ったか?』
マークン『えぇ〜何が?』

大樹『俺等の言った事全てが本当になった!コウモリも、蛇も山姥も!』

山姥『おいづめだ!!もう何年も食べてないんだ!腹ペコだ!』

景奈『あっア』

マークン『もうだめだぁぁあ』

山姥は目を剥き出しよだれを垂らし僕を見た

ボン『だいちゃん!だいちゃんは無敵でしょ?助けてよ!岩も砕くんでしょ』

大樹『それだよ!ボン!手柄だ!お願いだお願いだ砕けろ砕けろ』

大樹君は思いっきり塞いだ通路の岩を殴り飛ばした!

ドガガーン

奇跡の光景だ!小学生が本当に岩をぶち破り外に逃げ出したのだ!

4人が出た後に岩は崩れ、山姥はもうこちらには来れないだろう。。。しかし

大樹『みんなごめん・・・・流れ的に次も不思議な事が起きそうだ』

すでに僕達の前には人影が立っていた

ボン『いやだ〜帰りだぃ』

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