エンブレム〜序章〜?―?
教卓から俺達が座っている最後尾までの距離は約二メートル半。
その距離から寸分違わずにチョークを二本同時に投げ付けて人間二人に当てるとは…。
…どうやったらそんな器用な真似が出来るのだろうか。
実は忍者なのかこの人…。
『くの一稜子!教師の名の下に推参!』
うわ、結構似合ってる。
『手裏剣?ふん、貴様等などに投げる手裏剣なぞはない!これで十分だ!白チョーク!』
…何処ぞの強化担当の先生とちょい被るが、やばい、結構様になってる。
じゃあもうちょい路線を変えて…。
『わ、私の主は…あの人だけだと心に決めておるのだ…』
か、可愛いすぎるぞ…これ…!
「宮野…随分と面白そうな妄想をしてるじゃないか…」
ガシッと肩を掴まれる。
嘘…読まれた?
「宮野良いことを教えてやろう。物思いとは黙っているからこそ意味があるものなのだぞ?」
…駄々漏れだったわけですね…。
「何やってんのよ…あんたは」
「何やってんでしょうね…俺」
「さて、それでは月並みな言い回しだが暫く二人には廊下にでも立ってもらおうか?」
笑顔で言われた。
拒否権…無いですよねぇ…どう考えても。
引き摺られるように俺と怜は外に追い出された。
その距離から寸分違わずにチョークを二本同時に投げ付けて人間二人に当てるとは…。
…どうやったらそんな器用な真似が出来るのだろうか。
実は忍者なのかこの人…。
『くの一稜子!教師の名の下に推参!』
うわ、結構似合ってる。
『手裏剣?ふん、貴様等などに投げる手裏剣なぞはない!これで十分だ!白チョーク!』
…何処ぞの強化担当の先生とちょい被るが、やばい、結構様になってる。
じゃあもうちょい路線を変えて…。
『わ、私の主は…あの人だけだと心に決めておるのだ…』
か、可愛いすぎるぞ…これ…!
「宮野…随分と面白そうな妄想をしてるじゃないか…」
ガシッと肩を掴まれる。
嘘…読まれた?
「宮野良いことを教えてやろう。物思いとは黙っているからこそ意味があるものなのだぞ?」
…駄々漏れだったわけですね…。
「何やってんのよ…あんたは」
「何やってんでしょうね…俺」
「さて、それでは月並みな言い回しだが暫く二人には廊下にでも立ってもらおうか?」
笑顔で言われた。
拒否権…無いですよねぇ…どう考えても。
引き摺られるように俺と怜は外に追い出された。
感想
感想はありません。