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この町の景色

[109]  オルガ  2009-01-04投稿
1、「景色」
一回50円。双眼鏡にはそう書いてある。
ここは町の展望台。この町のシンボルである。とは言っても古くに建てられたのであまり人気は無いが。
俺は財布から金を取り出し、双眼鏡の投入口に50円玉を入れ、顔を近付けた。
町が見える。…当たり前か。そしていつもと変わらない風景が映る。
家、通行人、学校、犬や鳥、あれは…見なかった事にしよう。(いくらなんでも友人が電柱に頭をぶつけた姿なんて哀れ過ぎるだろ…)
こうやって町の風景を見るのが俺の習慣である。
チャリン、と2枚目を投入。「今度は右半分でも見るか…」
そしてじっくり観察。特に目新しい物は見当たらないな、そう思った矢先に海付近で二人組の男女が慌てているのが見えた。
(あれは先月付き合い始めた岡田と木島か…何してるんだ?)
双眼鏡でもあいつらが向いている方向が分かるので「双眼鏡って凄いよなー。」っと軽く関心してよく見てみた。
すると、一人の少女が倒れていた。ただ事では無いと瞬時に分かったので展望台から下りて俺のチャリ、「デストロイヤー2号」に乗った。ツッコミ無しで頼む。
(1号は杏(きょう)にプレゼント。ちなみに幼なじみ。名前変えられたかな?さすがに)

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