噂上等ノンフィクション?
それから私の不倫生活が始まった。
奥さんと4歳の男の子と生まれたての女の子が居る彼との不倫生活。
私は彼に言われて風俗店を辞めた。
彼の言う事なら 何でも聞いた。聞きたかった。
風俗をやめた私は、彼の薦めで 彼の働いている病院の、受付事務をする事になった。
彼は その病院のレントゲン技師だった。
それからの私は 他人から見たら どうだったかは解らないが、生き生きとしていた。
彼と同じ職場。バイト料金は安かったが、やり甲斐もあり、何より 彼と同じ職場というのが嬉しかった。
2ヶ月程が過ぎた。
私は 以前よりも 益々、彼の事を好きになっていた。
好きになればなる程、それに比例して増えるのは
「いつになったら離婚するの?」
私は その思いを彼に言わなかった。言うのが怖かったのかも知れない。
しかし、その思いは自分では止められない程 毎日膨れ上がっていった。
「いつ?いつ離婚するの?まだ?」
とうとう私は口に出して言った。
「もうすぐやから。」
彼は言った。一度口に出したら止められない。私は毎日のように聞いた。
「まだ?奥さんに離婚話したん?」
「もうすぐやから。信じてな。」
同じ言葉の繰り返し。
状況は全く変わらない。
段々、私は壊れていった。
24時間、彼と一緒に居たかった私は、彼の家に行き、マンションのインターホンを押す。
勿論、奥さんも子供も居る家だ。
インターホン越しから
「はい。どちら様?」
奥さんだ。
私は 「間違えました」と馬鹿な言葉を発して逃げる。今なら捕まる、ストーカーになっていた。
それを3日程 続けた。
どうして そんな馬鹿な行為を?
奥さんに 彼が私と不倫している事がバレて欲しかった。そうすれば、彼は奥さんに捨てられると、離婚すると、思い込んでいた。
その行為を彼は怒る事なく、私に ある物を渡した。ポケベルの番号だ。当時は携帯は普及していなかった。
これでいつでも彼を呼び出せる。嬉しかった。
毎晩 ポケベルを鳴らした。
その度に当たり前のように彼は来てくれた。
本当に優しかった。
本当に優し過ぎた。
初めて本気で人を殺したいと思った、まだ17歳の冬。
奥さんと4歳の男の子と生まれたての女の子が居る彼との不倫生活。
私は彼に言われて風俗店を辞めた。
彼の言う事なら 何でも聞いた。聞きたかった。
風俗をやめた私は、彼の薦めで 彼の働いている病院の、受付事務をする事になった。
彼は その病院のレントゲン技師だった。
それからの私は 他人から見たら どうだったかは解らないが、生き生きとしていた。
彼と同じ職場。バイト料金は安かったが、やり甲斐もあり、何より 彼と同じ職場というのが嬉しかった。
2ヶ月程が過ぎた。
私は 以前よりも 益々、彼の事を好きになっていた。
好きになればなる程、それに比例して増えるのは
「いつになったら離婚するの?」
私は その思いを彼に言わなかった。言うのが怖かったのかも知れない。
しかし、その思いは自分では止められない程 毎日膨れ上がっていった。
「いつ?いつ離婚するの?まだ?」
とうとう私は口に出して言った。
「もうすぐやから。」
彼は言った。一度口に出したら止められない。私は毎日のように聞いた。
「まだ?奥さんに離婚話したん?」
「もうすぐやから。信じてな。」
同じ言葉の繰り返し。
状況は全く変わらない。
段々、私は壊れていった。
24時間、彼と一緒に居たかった私は、彼の家に行き、マンションのインターホンを押す。
勿論、奥さんも子供も居る家だ。
インターホン越しから
「はい。どちら様?」
奥さんだ。
私は 「間違えました」と馬鹿な言葉を発して逃げる。今なら捕まる、ストーカーになっていた。
それを3日程 続けた。
どうして そんな馬鹿な行為を?
奥さんに 彼が私と不倫している事がバレて欲しかった。そうすれば、彼は奥さんに捨てられると、離婚すると、思い込んでいた。
その行為を彼は怒る事なく、私に ある物を渡した。ポケベルの番号だ。当時は携帯は普及していなかった。
これでいつでも彼を呼び出せる。嬉しかった。
毎晩 ポケベルを鳴らした。
その度に当たり前のように彼は来てくれた。
本当に優しかった。
本当に優し過ぎた。
初めて本気で人を殺したいと思った、まだ17歳の冬。
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