エンブレム〜序章〜?―?
拒否の言葉が入れられないほどはっきりと断られた。
…まぁ、いいか。
幼児クラスの重さ程度の荷物一つくらいならそれほど苦労しないで持っていけるだろうし。
「で、その教材はどこにあるんだ?」
いつもの調子で聞いてみた。
「…」
目を逸らされた。
「…何故にそこで目を逸らす」
「えーとねぇ……な・い・しょ♪」
右頬に人差し指をあてがいそのままエクボ付きの笑顔を浮かべる。
「いや、全然可愛くない」
ヒュッ!
「がふあっ!」
怜渾身の右ストレートが的確に俺の水月を射ぬいた。俺はそのまま殴られた場所を押さえ崩れ落ちるように地にうずくまった。
うわ、吐き気が尋常じゃないスピードで作り出されてるよっ。
「まだ何か言いたいことある?」
手をグーパーさせながら怜は冷たい声で聞いてきた。
「…め、滅相もない…です…」
息も絶え絶えにそう答えた。
うん、下手な突っ込み死の危険。
「そう、分かれば良いのよ分かれば」
そう言って怜はくるりと背を向け「さ、行きましょう」と言って目的地へと歩き出した。
「…」
やっぱ無視してりゃ良かったかなぁ…。
「…ま、今さらだけどな」
そう呟いた後、俺は立ち上がり怜の後を追った。
…まぁ、いいか。
幼児クラスの重さ程度の荷物一つくらいならそれほど苦労しないで持っていけるだろうし。
「で、その教材はどこにあるんだ?」
いつもの調子で聞いてみた。
「…」
目を逸らされた。
「…何故にそこで目を逸らす」
「えーとねぇ……な・い・しょ♪」
右頬に人差し指をあてがいそのままエクボ付きの笑顔を浮かべる。
「いや、全然可愛くない」
ヒュッ!
「がふあっ!」
怜渾身の右ストレートが的確に俺の水月を射ぬいた。俺はそのまま殴られた場所を押さえ崩れ落ちるように地にうずくまった。
うわ、吐き気が尋常じゃないスピードで作り出されてるよっ。
「まだ何か言いたいことある?」
手をグーパーさせながら怜は冷たい声で聞いてきた。
「…め、滅相もない…です…」
息も絶え絶えにそう答えた。
うん、下手な突っ込み死の危険。
「そう、分かれば良いのよ分かれば」
そう言って怜はくるりと背を向け「さ、行きましょう」と言って目的地へと歩き出した。
「…」
やっぱ無視してりゃ良かったかなぁ…。
「…ま、今さらだけどな」
そう呟いた後、俺は立ち上がり怜の後を追った。
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