エンブレム〜序章〜?―?
「…あのですね、怜菜さん」
「何ですか、慎弥さん」
「荷物の重さは確か幼児クラスでしたよね」
「ええ、そうですよ。正しくそうだったでしょう?」
「ええ、そうですね。確かにそうですよ。これはどう考えても幼児を抱っこしたときの重さに間違いありませんよ。これが幼児クラスでないと言うならば無機物と有機物は同じ素材から出来ていると言うのと同じことですよ。ですがね」
そう言って持っている段ボールを顎で指す。
「いくら重さが幼児クラスでも個数が四つというのは如何なるものなんでしょうか」
「ん、何か問題でもありますか?」
「問題以外の何物でもないですが」
ていうかそれ以外問題が見当たらないんですが。
「まぁ良いじゃない別に。減るもんじゃなし。ほらファイトっ」
「…大物になれるよ、お前」
そんなこんなで俺達は教室に戻ってきた。
そこで少し異様な光景を目にすることとなった。
「…何だ」
教室が見事に閑散としていた。
いや、昼休みという観点から言えばそれほどおかしな事ではないのだが、だからとはいえ少なすぎる。
「お、よぉ、慎弥荷物多そうだな、少し持ってやるよ」
「何ですか、慎弥さん」
「荷物の重さは確か幼児クラスでしたよね」
「ええ、そうですよ。正しくそうだったでしょう?」
「ええ、そうですね。確かにそうですよ。これはどう考えても幼児を抱っこしたときの重さに間違いありませんよ。これが幼児クラスでないと言うならば無機物と有機物は同じ素材から出来ていると言うのと同じことですよ。ですがね」
そう言って持っている段ボールを顎で指す。
「いくら重さが幼児クラスでも個数が四つというのは如何なるものなんでしょうか」
「ん、何か問題でもありますか?」
「問題以外の何物でもないですが」
ていうかそれ以外問題が見当たらないんですが。
「まぁ良いじゃない別に。減るもんじゃなし。ほらファイトっ」
「…大物になれるよ、お前」
そんなこんなで俺達は教室に戻ってきた。
そこで少し異様な光景を目にすることとなった。
「…何だ」
教室が見事に閑散としていた。
いや、昼休みという観点から言えばそれほどおかしな事ではないのだが、だからとはいえ少なすぎる。
「お、よぉ、慎弥荷物多そうだな、少し持ってやるよ」
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