昔の彼女(1)
春先の風は良い匂いがして好きだ。
そぅ、眠気を誘うような…。
《ぐぅ…》
<バコッ!!>
「…あ、せんせぇ?」
寝惚け眼をこすりながら言う。
「せんせぇ〜じゃない!!全く、春だからって寝てばかりいるな(;`皿´)」
俺の頭を叩いた正体は、先生が丸めて持ってる教科書らしきもの(?)
てか、丸めて持ってるせいで、もう使いづらい…
離すと自然に丸まる。それほど、勉強とは別の所で活用されている証拠だ。
先生が文句を言いつつも黒板の所に戻る。
俺はアクビをしながら教科書を開いた。
ふと、視線に気付き顔を挙げる。
4席くらい離れた斜め前の女の子と目が合う。
クス、クスと口に手を当てながら愛らしい顔で笑ってる…。
---菊地 ナルミ---
俺の彼女だ。
俺もナルミに笑顔を向ける。
充実した毎日…。
可愛い彼女に欠点なんかなく、特に悩みもない。
けれど、俺には忘れられない人がいる。
そぅ、眠気を誘うような…。
《ぐぅ…》
<バコッ!!>
「…あ、せんせぇ?」
寝惚け眼をこすりながら言う。
「せんせぇ〜じゃない!!全く、春だからって寝てばかりいるな(;`皿´)」
俺の頭を叩いた正体は、先生が丸めて持ってる教科書らしきもの(?)
てか、丸めて持ってるせいで、もう使いづらい…
離すと自然に丸まる。それほど、勉強とは別の所で活用されている証拠だ。
先生が文句を言いつつも黒板の所に戻る。
俺はアクビをしながら教科書を開いた。
ふと、視線に気付き顔を挙げる。
4席くらい離れた斜め前の女の子と目が合う。
クス、クスと口に手を当てながら愛らしい顔で笑ってる…。
---菊地 ナルミ---
俺の彼女だ。
俺もナルミに笑顔を向ける。
充実した毎日…。
可愛い彼女に欠点なんかなく、特に悩みもない。
けれど、俺には忘れられない人がいる。
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