SLOW LOVE(5)
「おはよー!ユキ!昨日誰と帰ったの?」
翌朝、エリが白々しく挨拶してきた。
「仕組んだやろ?」と私が尋ねるとエリが舌を出して笑った。
「平井マサノブ、いいヤツやろ?付き合っちゃえば?」
全くエリはしつこい。だけど、昨日の平井君を思い出すとまんざらイヤな気はしない。
エリとはしゃぎながら教室に向かっていると、
「おっ!マサノブ、おはよー!」
エリが後ろから来てる平井君に向かって挨拶した。
自分でもビックリするくらい心臓が跳ね上がった。なぜだか平井君を見れない。
「おはよう、原田(エリ)‥‥」
平井君は私たちを追越しながらエリに挨拶すると、ようやく私に気づいた。
私と少し目が合うと平井君はサッと視線を逸らし、教室に入っていった。
「マサノブのやつ、せっかくのチャンスを台無しにしおって‥‥どうしたんだろ?」
エリは首をかしげていた。
私には平井君の行動がなんとなく分かった。昨日初めて話してみて、平井君の思い描いていた私のイメージが違ったんじゃないだろうか‥‥
もともと話したことないのに私みたいなのを好きになることすら疑わしいと思っていた。
朝のHRが始まる頃には、さっきまでハイテンションだった気持ちが一気に下がってしまった。
翌朝、エリが白々しく挨拶してきた。
「仕組んだやろ?」と私が尋ねるとエリが舌を出して笑った。
「平井マサノブ、いいヤツやろ?付き合っちゃえば?」
全くエリはしつこい。だけど、昨日の平井君を思い出すとまんざらイヤな気はしない。
エリとはしゃぎながら教室に向かっていると、
「おっ!マサノブ、おはよー!」
エリが後ろから来てる平井君に向かって挨拶した。
自分でもビックリするくらい心臓が跳ね上がった。なぜだか平井君を見れない。
「おはよう、原田(エリ)‥‥」
平井君は私たちを追越しながらエリに挨拶すると、ようやく私に気づいた。
私と少し目が合うと平井君はサッと視線を逸らし、教室に入っていった。
「マサノブのやつ、せっかくのチャンスを台無しにしおって‥‥どうしたんだろ?」
エリは首をかしげていた。
私には平井君の行動がなんとなく分かった。昨日初めて話してみて、平井君の思い描いていた私のイメージが違ったんじゃないだろうか‥‥
もともと話したことないのに私みたいなのを好きになることすら疑わしいと思っていた。
朝のHRが始まる頃には、さっきまでハイテンションだった気持ちが一気に下がってしまった。
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