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ターニングポイント

[123]  栗の雫  2009-01-07投稿
第二章

俺だって最初からNO.1だったわけじゃない。

最初は接客もさせてもらえなかった。

俺を誘ったホストマネージャー高山涼も新人だったから、
当たり前といえば当たり前なのかな。

最初の半年はもっぱらパシリ。

次の三か月はゴミ出し、
最後の三か月は皿洗い。
ここまできてやっと、

ホールまでこれた。

それ以降は結構簡単にここまで上り詰めた。

今では後輩に「サン」づけで呼ばれる始末…

俺も成長したな…《笑

同期は結構やめちゃったけど、

いまだに高山涼とは大の仲良しだ。

何回か殴り合いの喧嘩もしたっけ。

高山も俺も強いから後輩も困っただろう。

「おぃ!聖矢〜」

後ろから高山の声がした。

「明日店休みだし遊びにいこーぜ?」

「おぅ!」

そう返事したのが始まりだった。

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