奈央と出会えたから。<302>
『奈央。』
『ユ‥‥ユカ?!』
『すごいね。
やっぱ京谷さんて、迫力あるよね?!』
『う‥うん。』
あたし達2人は、
至近距離から観察していたコトもあって、
ものすごい迫力を味わうコトが出来た。
ケド、
庭木の植え込みに体を小さく丸めてひそみ、
同じ体勢でいたから、
あたしもユカも、
もう限界に近付いていた。
『奈央大丈夫?!
あたし、もう限界だよ。』
『頑張ってユカ!!
もうそろそろ終わりそうだから。
我慢して!!』
『うん。』
お互いに励まし合っていた、
そのトキ――
あたしは鼻の辺りに、
やけにむずがゆさを感じた。
え‥‥ちょっと待ってよ!!
や‥やば‥‥いよ、
なんでこんなトキに、
く‥くしゃみがっっ‥‥‥
お願いっっ!!止まってっっ!!
ふぁっっ‥‥ふ‥ぁ‥‥‥‥
『ふぁ〜〜っくしょんっっ!!』
ひ‥ひゃあっっ‥‥‥
あたしは大きなくしゃみをぶちかましてしまった!!
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