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鉄パイプとピストル 3

[222]  カートカーティス  2009-01-08投稿
第3生コーヒー。


走り尽くして、気がつくと古いレコード屋に着いていた。
別に入りたくもなかったがクズ共のサイレンが近くなってきてしょーがなく…………
黒い鉄の固まりをケツのベルトとパンツの間に入れ入った。


「……らっしゃい」


興味なさげに40代前半くらいのオッサンが本を読んでいる。

店は狭くしかしそこらじゅうぎっしりにレコードが並べてある。
店内は地味なロック流れていてなぜか心地よく聞こえた。

「なにかお探しで?」

あまりにも突然オッサンが話し掛けてきて思わず、黒い鉄の固まりをオッサンに向けた。

一瞬オッサンの眉間がピクリとしただけでまったくといっていいほど、動じなかった。

「ふぅ…」

とため息を一つ、カウンターに戻り座り始めてなぜか笑顔で、
「こっちにきて座らんか?」と……………

なぜかわからないがそうした、いやそうしたかった。
するとオッサンが店の裏に行き、数分後コーヒーカップを二つ持ってきて一つを俺の目の前に置いた。
オッサンが一口ズズッとコーヒーをすすって

「砂糖もなければミルクもないぞ。」

なぜか答えてしまった。

『いらねぇよ』

「ははっ!喋れるんじゃねぇか!」

いつもの俺だったら間違いなくぶん殴ってたが少しイラッとしただけでなぜか落ち着いていた。

「おめぇ人間とか興味ねぇだろ?まぁ俺も興味ねぇがな。しかしまぁなんて目つきしてんだよ。夢や希望もねぇ目つきしやがって…………」

とまたコーヒーを一口。

それにつられて俺も一口。


「コーヒーはなぁ、何もいれぇねぇのが1番でよぉ………」
思わず何故?っ顔したのかオッサンが続けた。


「コーヒーは砂糖入れると甘すぎんだろ、ミルクいれたら香りが消える、ガムシロップなんてもってのほか。こいつは人間と一緒でいろんなもん混じるとわけわかなくなるのさ。やっぱりコーヒーそのもの個性とか純粋さをわかってやらんとな。俺ぁ自分自身が混じりたくねぇからブラックなのさ……………」

妙に納得してしまった…

オッサンがまたハハッと笑いタバコに火を付けた。
ふーっと煙りをはき、変な事いいだした…………

「俺をそれで撃ち抜いてくれねぇか?」

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