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くだらない話(3)

[427]  タンバリン  2009-01-09投稿
前回の終わりに『不幸』とか大それたこと言ったけど、世間一般には大したことではないだろう。

電車の中で暖房の風を顔面にうけながら、僕はそれ以外のものにもイライラしていた。
となりに座った、イケメンの出来損ないみたいなヤツのイヤホンから、なんとも不快な音が漏れてくる…。

また失敗した…。

2連敗…。

こういうのよくいるけど、僕にとってはかなり不快。
しかも、それが自分の真横にいるなんて、不幸極まりない。

そんなにボリューム上げる意味って何?
周りの人間へのアピール?
わざと迷惑かけてる?
それとも難聴?
そんな音量で聴いてたら、そりゃ耳も悪くなるわ。

そんなこと考えながら、僕は、そいつがいる方の耳の穴を塞いだ。

このまま20分、ここに居続けるの辛いなぁ…。
だからって、まだ降りないのに立ち上がるのも不自然だし…。

幸いなことに、音漏れ君は途中の駅で降りてくれた。
音漏れ君は、一番端に座っていたので、僕は自然に端に移動して、暖房の風から少し逃れることができた。

さっきより大分まし。
後10分、快適に過ごせそうだ。


しかし、一番端ってのも考え物だ。
他人に挟まれないから、みなさんも電車に乗ったら、真っ先に取りに行くポジションだろう。
ただ、こういった寒い時期には、少し考えた方がいい。

一番端ということは、一番扉に近いということで、扉が開くたびに、冷たい空気が流れ込んでくる。

残念ながら、この電車は各駅停車。

あわよくば、着くまで仮眠をとろうと思っていたが、それには少し環境が悪い。
寝るのはあきらめた方がよさそうだ。


やっぱり、電車ってのは、あんまり好きになれないな。
車の方が快適だ。
快適すぎて眠くなるのが困りものだけど。
そういった意味では、寝ることのできる電車の方が、僕には合ってるのかも知れない。

そんなことは関係なく、バイト先が駐車場ないから、電車で行くしかないんだけど。


車掌のアナウンス。
次が降りる駅だ。

それにしても、車掌の喋り方は面白い。
個人的にかなりツボだ。

この、鼻にかかったような声は、とてもよく聞き取りやすい声なんだそうだ。
どっかの大学かなんかでの研究結果らしい。

車掌さん達は、そんなことは知らずに、自然とそれをやってきていたらしい。

だからなんだって感じだが。




続きはまたの機会に。

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