瞼の向こうにいる父に
語りかける
許しを乞うような
謝罪をしてはいけない
声には出さない
『ごめんなさい。』
反省だけなら
誰にだってできる
二度と失敗を
繰り返さないために
心に刻む言葉
亡くなった父は
死ぬ間際に言った
私を見て言った
薬師如来様だと

助けてあげることは
できなかった

神様がいるのか
わからないけど
私に父がいたことは
真実

恥じない人生を
歩むのだ

心を開くのは
難しいけど

受け止めてくれる誰かを求めるのではなくて

自分に正直に
生きることが
幸せだと知った

誰かがどこかで
支えてくれるから
生きていける

それを知る人も
それを知らない人も

命を大切に

すべてにありがとう

愛してもらうために
愛するのではなく

心が自然に
それは息をするように

愛さずにはいられない

生きるなんて
欺瞞だと思ってた

野生のように
獣のように

自由に生きていきたい

これはきっと
すべての人の願い

違うかな？

まあ自由は
手の中にあるってこと

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