奈央と出会えたから。<303>
『誰だ?!』
辺りに響き渡った叫び声と同時に、
京谷さんのするどい眼光が、
見事にあたしとユカに突き刺さった。
き‥きゃあ‥‥こ、怖いよぉ〜〜!!
『す、す、す、済みません!!』
み、み、みなさんお揃いでっっ。
し、視線が痛い‥‥。
『な?!奈央???
オマエ何で、こんな所にいんの?!』
聖人が驚いた顔をして、あたしに言った。
『えぇっっ?!
奈央ちゃんも秋田谷さんも、どうしたの?!
教室に戻っていいわよって言ったじゃん?!』
ミズホさんも目をまん丸くしてた。
『ち、ちょっと‥し‥心配でっっ。』
嫌だ。
あたしってば何言ってんの?!
青山さんは、
京谷さんに振られたショックで、
まだ泣きじゃくっていて、
その横に立つ成沢さんは、
青山さんをなぐさめていた。
あたしは、
何ともひどいタイミングの悪さで、
自分の存在を、この場にアピールするコトになってしまった。
『オマエ、もしかして聖人のオンナか?!』
バイクにまたがった状態で、
京谷さんは、あたしにそう言った。
『は‥はい。
は、初めまして‥‥。
あたし、2年の木下 奈央って言います。』
『ふぅん。じゃあ、そっちのコは友達?!』
京谷さんは、今度はユカの方を見ると、
更に、あたしに質問してきた。
『あたしは、奈央の親友の秋田谷 ユカって言います。
奈央と同じ2年です。』
シンユウ――
その言葉が、嬉しかった――
ケド、
さすがユカ。
こんなトキにも動じないで、ハキハキしてる。
『ハハハ。聖人がねぇ‥‥。』
京谷さんは、一言そうつぶやいてから、
またがっていたバイクから下り、
聖人の耳元で、こう言ったんだ。
『聖人。オマエが丸くなったのは、
このコのせい‥‥か?!』
そんな京谷さんの言葉を受け、
聖人は、あたしの方をチラリと見た。
『俺は何も変わってないっスよ/////』
辺りに響き渡った叫び声と同時に、
京谷さんのするどい眼光が、
見事にあたしとユカに突き刺さった。
き‥きゃあ‥‥こ、怖いよぉ〜〜!!
『す、す、す、済みません!!』
み、み、みなさんお揃いでっっ。
し、視線が痛い‥‥。
『な?!奈央???
オマエ何で、こんな所にいんの?!』
聖人が驚いた顔をして、あたしに言った。
『えぇっっ?!
奈央ちゃんも秋田谷さんも、どうしたの?!
教室に戻っていいわよって言ったじゃん?!』
ミズホさんも目をまん丸くしてた。
『ち、ちょっと‥し‥心配でっっ。』
嫌だ。
あたしってば何言ってんの?!
青山さんは、
京谷さんに振られたショックで、
まだ泣きじゃくっていて、
その横に立つ成沢さんは、
青山さんをなぐさめていた。
あたしは、
何ともひどいタイミングの悪さで、
自分の存在を、この場にアピールするコトになってしまった。
『オマエ、もしかして聖人のオンナか?!』
バイクにまたがった状態で、
京谷さんは、あたしにそう言った。
『は‥はい。
は、初めまして‥‥。
あたし、2年の木下 奈央って言います。』
『ふぅん。じゃあ、そっちのコは友達?!』
京谷さんは、今度はユカの方を見ると、
更に、あたしに質問してきた。
『あたしは、奈央の親友の秋田谷 ユカって言います。
奈央と同じ2年です。』
シンユウ――
その言葉が、嬉しかった――
ケド、
さすがユカ。
こんなトキにも動じないで、ハキハキしてる。
『ハハハ。聖人がねぇ‥‥。』
京谷さんは、一言そうつぶやいてから、
またがっていたバイクから下り、
聖人の耳元で、こう言ったんだ。
『聖人。オマエが丸くなったのは、
このコのせい‥‥か?!』
そんな京谷さんの言葉を受け、
聖人は、あたしの方をチラリと見た。
『俺は何も変わってないっスよ/////』
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