携帯小説!(PC版)

ガラスの靴

[284]  毒苺  2009-01-10投稿

誰よりも大切なガラスの靴 私を裏切り逃げて行った

素敵な魔法も有効期限がたまに傷
数時間のお姫様なんてあんまりよ

時計の針をどんなに巻き戻しても
零時を告げる音
もう私の時代は終ってしまったの?
それならば…

毒を含んだグラスにワインを注ぎ
手と手を取り合って躍るワルツ
今宵は王子様だけに愛してほしい
冷たい唇に「さようなら。」
私もすぐに向かうから

素敵なお伽話も描く人間でこうも変わるのよ

欲に溺れた賞味期限切れの母姉に制裁を
最後くらい笑いたい 私だって

目玉をえぐる烏はご機嫌そうに
惨事を告げる悲鳴
新しい時代の幕開け さぁ窓を覗いて

毒を含んだグラスにワインを注ぎ
手と手を取り合って躍るワルツ
今宵は王子様だけに愛してほしい
冷たい唇に「さようなら。」
私もすぐに向かうから

毒と吐息の遊戯にゆらゆら酔いしれ
肌と肌を重ね合わせ躍るタンゴ
今宵は王子様だけに捧げるから
冷たい唇に「ありがとう。」
胸に突き刺したナイフ

ガラスの靴は砕け散って..


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