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lost 〜失う苦しみの先に〜 8

[236]  Heart  2009-01-10投稿
俺は恐怖の象徴となった。
どこの町でもみんなに避けなれた。
それが苦しく俺は苦しさを忘れるために暴れた。
暴れ終わったら殺した人壊した町を見て苦しむ。
この悪循環にまた苦しむ。
俺は死に場所を求めていた。

あれから10年がたった。
俺の暴走もあり世界の人口はほとんど消えた。
俺が覚えてる限りでは兄さん達とエドワードは殺してない。
俺の中で次の目標はオリュンポスになった。
兄さん達と戦うことは嫌だったが自分の苦しみを一時でも忘れたいと思うことが俺には大切だった。
俺はオリュンポスのアジトに着いた。
オリュンポスの入り口で兄さん達がみんな並んで立っていた。
長い沈黙の後俺達は笑い合った。
その後は死闘を繰り広げた。
でも俺達には兄弟で遊んでるだけだった。
最後に生き残ったのは俺だけだった。
いつにも増して苦しみが大きかった。
俺は兄さん達の墓を作って手を合わせた。

「1から7は死んだのか」

いきなり後ろから聞こえた声に俺は忘れていた怒りが蘇った。

「エドワード!」

俺はエドワードの首を鷲掴みにして持ち上げた。

「や、やめ…ろ。俺を…殺し…たら、お前を…治せない…ぞ」

俺は仕方なくエドワードを下ろした。

「それでいい。ついて来いエイトよ」

俺はエドワードの後ろを警戒しながらついて行った。

エドワードについて行った先にあったのは地下世界だった。
地下世界の人はサイクロプスくらいの規模だったが住んでいる人はどう見ても人間に見えなかった。
俺達兄弟のようだった。

「ここの人達はお前達と一緒で私が作り出した」

「また人と動物を混ぜてか?」

「お前は勘違いをしてるな…私は人と動物を混ぜてはいないぞ」

「なら俺達はなんだよ人間の形に動物の特徴を持ってる俺達は?」

「私が作ったモノ達はみんな人間以外の生物で作った人間だ」

「本当か?」


「嘘をついてどうする。作った中でちゃんと出来たのはお前だけだけどな」


「なら俺は何から作ったんだ?」


「お前は犬だ」

その言葉を聞いた瞬間自分の中で何かが戻ってきた。

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