携帯小説!(PC版)

トップページ >> ホラー >> エリザベスドール?(39)

エリザベスドール?(39)

[481]  ぐうりんぼ  2009-01-10投稿
破壊されて無惨な状態の第2資料保管室の出入り口付近…

 吹き飛んだ扉や瓦礫が散乱して、足の踏み場もない状態になっている。

 天井からはまだ、スプリンクラーの水が降り注いでいた。

 館内中に火災報知器のサイレンが鳴り響いたままである。

 兵士たちは銃を構えたまま、出入り口付近に近づいた。

 すると…

 いきなり、人形がヌーッと姿を現した。

「うわッ!」

 驚いて腰を抜かす兵士たち。

 震える一同を見下すような眼でクールな笑みを浮かべる人形。

 もしかしたら!?

 1人が叫ぶ。

「お、お前…ローズマリーだなァッ!?」

 不気味な笑みを見せるローズマリー。

 手には何かを持っているようだ。

 震えて立てない兵士たちにローズマリー…

 涼しい顔をしてソレを掲げた。

「アンタたち、コレは何だか分かるゥ?」

「う、うわァッ!」

 兵士たちは思わず悲鳴を上げた。

 グリッドマン隊長の切断された生首を見て、誰もが愕然となる。

「アー、ハハハハッ!」

 ローズマリーは笑いながら、生首を兵士たちに投げつけた。

 背後には、バラバラになっていたハズのエリザベスが!

 何事もなかったかのように立っている。

 いきなり、奇声を発したローズマリー。

 口が両耳まで裂け、パッチリした両耳が…

 ギラリとした吊り上がった形に変貌する。

 兵士の1人…グレンが怒りに震える。

「て、テメェッ!
 人形のクセに、俺たちをナメやがって!」

「人形のクセにィ?
 アンタたちこそ、北の魔界の人形をナメてんじゃないわよ!」

「くたばりやがれ!」

 発砲を始めたグレン。

「フン!」

 ローズマリーは飛び上がり、グレンの傍に着地!

 グレンの左腕を掴んで一気に投げ飛ばした。

 更に他の兵士たちをも、次々と投げ飛ばし…

 床に倒れ込んだ兵士の1人の足首を掴み…

 何度も床に叩き付けたり、ブルンブルンと振り回したりした。

 ローズマリーの…

 力強さと、その動きの機敏な事!

 別の兵士…ケインがバズーカ砲を撃った。

 ローズマリーは飛来して来た砲弾を素手でキャッチ!

 ケインめがけて、投げつける。

 ボーン!

 ケインの上半身が吹き飛んでしまった。

 兵士たちは狂ったように、発砲し続ける。

感想

感想はありません。

「 ぐうりんぼ 」の携帯小説

ホラーの新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス