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エンブレム〜序章〜?―?

[234]  S・U  2009-01-11投稿
怜の問いに彼女は若干頬を染めた後。
「昨日(さくじつ)頂きました…慎弥さんから」
と答えた。
…何で赤くなるよ、そこで。
ここでそんな表情すると本気で妙な誤解を招きかねないぞっ。
「へぇ〜…」
ジト目で見られた。
招いたな…こりゃ…。
「あの…何でしょうか」
「別に〜」
「お兄ちゃん…」
「ん?」
「私もプレゼント欲しい」
「…は?」
「私も欲しい」
「欲しいって…、一週間前にやったじゃんプレゼント」
あの即興で書いた何でも券。
「…そうだけど」
「だろ?」
「…鈍感」
ボソッと怜が何かを言った。
だが、あまりに小さな声だったので俺には聞き取れなかった。
「ん、何だって」
「何でも」
と言って再び怜は腕組みをして考えに耽った。
「でも、随分と珍しい物を撮りましたね」
「奏月か…運良いなお二人さん」
遼と幸姉が写真を見ながらそう感想をもらした。
「ああ、ホントにラッキーだったよ」
写真…夜…。
「近頃じゃそうそう写真にも…」
月…花…。
「…」
奏月…。
「…どうしました、慎弥さん?」
「奏(かなで)…」
「ん?」
俺の呟きにいち早く遼が反応した。
「今何て?」
「奏――奏何てどうかな」

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