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エンブレム〜序章〜?―?

[211]  S・U  2009-01-11投稿
「…なぁ」
「…はい」
「それ面白いかー?」
「…興味深い」
その返しは面白いと判断して良いのか?
「どんな内容なんだ?」
「読んでないのですか…?」
「途中挫折しました」
だって、フォード財団とか理論的帰結とか、何やらよく分かんない言葉が滝のように出てきたから…。
「…まだ読んでる途中なので」
終わったらお教えします、と言って奏は本に目を落とした。
「…」
寝よっかな。
何となく眠いし。
そうだな、ちょっとばかし寝るか。
そう思いながら俺は瞼を閉じた。
その時、下から俺を呼ぶ声が聞こえた。
麻衣だ。
「お兄ちゃーんっ!ちょっと来てーっ!」
「…何だーっ?」
階段越しの会話なので自然とお互い声が大きくなる。
かなりの近所迷惑だと思われる。
まあ、近所があればの話だが。
「手伝ってほしいことがあるのーっ」
「オーケーっ、ちょっと待ってろーっ!」
よっこらしょ、とベッドから起き上がり彼女に話し掛けた。
「ちょっと下行ってくるけど、お前はどうする?ここに残るか?それとも一緒に来るか?」
「行く…」
パタンと本を閉じ小脇に抱えノンビリと立ち上がった。
どうやら下に降りて読むらしい。

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