サークルチェンジ #16
ゴールデンウィークに入り、土日と同じように隼人は朝早く来て準備を始める。
「カポッ」
ベースを一塁から三塁までセットした後、トンボがけ。いったん部室に戻り、ヤスリで爪を研いでいるとキャプテンの仁藤がやってきた。
隼人「おはようございます!!」
仁藤「オッス!今日も早いな、隼人。そういや新入部員誰かいねーか?」
隼人「それがっすね、フッフッ すごい奴がいるんすよ…でも野球に恨みがあるみたいな断り方されちゃって…」
隼人は憂鬱そうに爪の粉を飛ばす。
仁藤「夏まで時間がないからなぁ…ランナーコーチャーは打順の遠い奴回すとして…なんとかあと1人…」
この時期、高校野球では県外遠征や招待試合、地区によっては春季大会が大詰めを迎えていたりと夏に向けて仕上げに入っていく大事な時期だ。
にも関わらず弱小尾張ヶ丘は…
ランニング
ストレッチ
ダッシュ
キャッチボール
遠投←これ大事
塁間キャッチ
トスバ
フリバ多め
ノック少々
(ノッカーは仁藤)
といった感じ。
午後から野手がバントと盗塁を練習するのに合わせて隼人は牽制とフィールディング(グラブトス&バント処理&ベースカバー)を磨く。
隼人「あー試合してーなー」
青々と繁るグラウンド裏の山の木々を見つめながら隼人はブルペンへ向かった。
「カポッ」
ベースを一塁から三塁までセットした後、トンボがけ。いったん部室に戻り、ヤスリで爪を研いでいるとキャプテンの仁藤がやってきた。
隼人「おはようございます!!」
仁藤「オッス!今日も早いな、隼人。そういや新入部員誰かいねーか?」
隼人「それがっすね、フッフッ すごい奴がいるんすよ…でも野球に恨みがあるみたいな断り方されちゃって…」
隼人は憂鬱そうに爪の粉を飛ばす。
仁藤「夏まで時間がないからなぁ…ランナーコーチャーは打順の遠い奴回すとして…なんとかあと1人…」
この時期、高校野球では県外遠征や招待試合、地区によっては春季大会が大詰めを迎えていたりと夏に向けて仕上げに入っていく大事な時期だ。
にも関わらず弱小尾張ヶ丘は…
ランニング
ストレッチ
ダッシュ
キャッチボール
遠投←これ大事
塁間キャッチ
トスバ
フリバ多め
ノック少々
(ノッカーは仁藤)
といった感じ。
午後から野手がバントと盗塁を練習するのに合わせて隼人は牽制とフィールディング(グラブトス&バント処理&ベースカバー)を磨く。
隼人「あー試合してーなー」
青々と繁るグラウンド裏の山の木々を見つめながら隼人はブルペンへ向かった。
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